2013年10月17日、世界保健機関(WHO)の専門組織、国際がん研究機関(フランス・リヨン、IARC)は微粒子状物質「PM2.5」など、大気汚染物質による、発がんリスクを5段階の危険度のうち最高レベルに分類している。
居住空間の空気環境と健康
アイ・ホームの全館空調マッハシステムでは家全体の空気を床下から天井裏まで循環させ、温湿度の調和を行っています。空気の流量は家毎に違いはありますが、1時間当たり1300㎥~2600㎥程度の空気が空調室に取り込まれ、各部屋に送風されています。
マッハシステムは大風量小温度差空調により、ヒートショックのない快適な温熱空間を創出しているのです。
室温は25℃前後、湿度も50%前後にコントロールされ多くの方にご採用戴いております。
快適温熱、湿度から空気質の浄化へ
さて、温度、湿度を理想的にコントロールできた上で、更に室内の空気質が良くなければ、住まい手の健康を守る家にはなりません。
室内の空気汚染物質対策
これまで住宅の空気環境において、シックハウス対策として厚生労働省等から多くの有害な化学物質の濃度指針が示されている。建材等では一定の基準が定めら安全性にフォースター制度などが定着しつつあります。施工業者は建材資材の選定には注意を払う必要があります。尚、アイ・ホームでは積極的に化学物質を吸着し分解し無害化する防火内壁ボード(ハイクリーンボード)を壁、天井の全面に使用し空気質の改善を行っております。
一方、室内の空気は換気により、酸素やCO2濃度をコントロールして利用することになります。
外気による換気と室内の空気の浄化対策
《マッハシステム&トルネックス電気集塵機》
先のマッハシステムでは「空調室」に部屋全体の空気を循環させて利用するのですが、この空気取入口に電気集塵機を設置すれば、循環空気が通過する際に24時間、粉塵をフィルターで取り除くことが可能となります。しかもPM2.5レベル「計数法」で集塵性能90%、「質量法」では97%も除去できるというものです。
尚、外気導入時には第一種熱交換気扇に高性能フィルターがセットされています。外気に含まれる花粉や埃をここで除去し、更に室内に導入した際にトルネックスの電気集塵機を通過させた後、空調室に浄化された空気が取入れられることになります。結果として、フィルターと電気集塵機を二重に通過した清浄な空気を冷暖房して利用することになるのです。室内の空気と浄化された外気をミキシング、そうして調温して利用していることになります。