屋根を見たらわかる
庇(ひさし)が出ていない家は、外壁が10年も経つとこんなに劣化します。
アイ・ホームでは、一時期庇を出さないスタイリッシュな外観の家は、受注禁止にしていました。
施工上の工夫や、防水部材の開発を受けて、今日ではアイ・ホームでも庇のでない家も施工を承ることができますが、基本は何よりも大切なこと。よほどのことが無い限り、庇は外壁のアウトラインより外に出るように設計をしています。
住宅を所有することで、負担することになる電気代、ガス代、灯油代について、創エネメリットについて考えてみましょう。
9kw太陽光発電を利用の場合
※年間発電量
9×1300kwh=11,700kwh/年
※全量利用の場合の年間使用電気量
11,700×@30円/kwh=351,000/年
※一日あたり全量利用の場合の電気代メリット
351,000÷12=29,250円/月
これまでの常識では、太陽光発電の自家使用率は30%でした。
自家使用率を高めるためには、電気自動車への充電や、おひさまエコキュートでの日中に給湯エネルギーを使用するようにすれば、太陽光発電の利用割合が向上します。
一月あたりの経済メリットを少なめに25000円と換算すると、20年で600万円の利益となります。電気自動車、おひさまエコキュートを利用する、フル活用の場合には、経済メリットは700万円を超えます。
351,000円×20年=7,020,000円
太陽光発電の導入コスト約200万円から補助金100万円を差し引くことで実質約600万円の創エネ効果が見込める。
2023年 年間使用料 7月通過まで
2023年の1月~7月まで7ヶ月経過しました。我が家の全体の使用電力量です。
ブルーの棒グラフが2023年の月別電力使用量です。黄色は2022年です。
先のグラフで見ると、2023年は節電に努力していることがわかります。
さて、この節電の効果は何によるものでしょうか、ムダをなくす工夫によって少しずつ達成したように見えますが、
①エアコンの設定温度の変更
暖房の目安を-2℃
冷房の目安を+1.5℃
1℃の調整で10%の節電になるようです。
②パッシブな自然の太陽熱の取り込みや日射遮蔽で日中の太陽熱エネルギーをコントロールすることで室内の温熱環境への影響力を大きく利用する。
それでは、エアコンの電気使用量がどれだけ現象したかを見てみましょう。
2023年1年間のグラフより
マッハシステムのエアコンの電気使用量
ご覧のように、表1と表2は2023年の電気使用量の変化がほぼ一定しています。
結果
生活の質を下げずに、節電するには、冷暖房費の削減を自然の太陽熱利用、遮蔽等でプラス効果を出すことでかなり減らせることがわかります。
TVの番組で床から天井まで硝子窓を配したオシャレな家が紹介されていました。
窓からは緑の木立を通して遠望が効いて、まるで別荘のようです。
「最後に何か、これは失敗したなということはありませんか?」との問いに。
「夏になると、大きな硝子窓から熱が入ってくるので、こんなに熱が入るものか」と驚いていますとのこと。
夏場は一般的な指標で、窓から熱の出入りは74%となっています。
ところが、窓の大きな家では更に大きな熱移動が窓から行なわれることになります。
場合によっては90%もの熱が窓から出入するのが大型窓を三方四方に配置した家の特徴です。
壁の断熱をいくら性能アップしても、窓からの影響が大きすぎて全体の断熱性能を下げることは不可能になります。
窓の断熱性能を2倍にすると、74%もあった熱の出入が大幅に削減できることになります。
例えば30%も減らせるとなれば冷房費を節約すること効果大だと言えます。
断熱性能はそれ程高くなくても断熱等級7を実現できます。
◯◯◯-ムさんは、宮崎県下に広告を打ちました。図面があり、パースが描かれていました。
高さ1800の掃き出しサッシが1箇所あとは全て小窓。
トイレ、洗面所、風呂場には窓がありません。合計で6箇所のみの窓という「窓のない家」でした。
窓のない家は、独房のような?ちょっと飛躍した想像でしょうか?