TVの番組で床から天井まで硝子窓を配したオシャレな家が紹介されていました。
窓からは緑の木立を通して遠望が効いて、まるで別荘のようです。
「最後に何か、これは失敗したなということはありませんか?」との問いに。
「夏になると、大きな硝子窓から熱が入ってくるので、こんなに熱が入るものか」と驚いていますとのこと。
夏場は一般的な指標で、窓から熱の出入りは74%となっています。
ところが、窓の大きな家では更に大きな熱移動が窓から行なわれることになります。
場合によっては90%もの熱が窓から出入するのが大型窓を三方四方に配置した家の特徴です。
壁の断熱をいくら性能アップしても、窓からの影響が大きすぎて全体の断熱性能を下げることは不可能になります。
窓の断熱性能を2倍にすると、74%もあった熱の出入が大幅に削減できることになります。
例えば30%も減らせるとなれば冷房費を節約すること効果大だと言えます。
断熱性能はそれ程高くなくても断熱等級7を実現できます。
◯◯◯-ムさんは、宮崎県下に広告を打ちました。図面があり、パースが描かれていました。
高さ1800の掃き出しサッシが1箇所あとは全て小窓。
トイレ、洗面所、風呂場には窓がありません。合計で6箇所のみの窓という「窓のない家」でした。
窓のない家は、独房のような?ちょっと飛躍した想像でしょうか?