給排気口は安全な暮しを維持するために、人の手が届かない1階と2階の階間あたりに設置することがよしとされております。
低い場所に給排気口があると人為的に塞がれたり、危険なガスを入れられたりする事件が発生して社会問題化したことがありました。
フランスでは給気口から催眠ガスを入れて、家族が眠り込んだところに強盗が侵入する事件が連続して発生し社会問題となりました。
東京都では多くの人が集まる施設等の安全対策として、給気口は1階と2階の階間ぐらいに給気口を設置するように指導しています。
車の排気ガスや、地上の粉塵も地上1m位の高さが最も汚染されています。
尚、給気口から侵入する粉塵の中で最も多いのが、小さな昆虫です。地上近くを飛ぶ尽山の昆虫は空中を浮遊するとき、第一種熱交換気扇等の給気口から室内へ吸い込まれます。これを取り除くフィルターに虫が80%ぐらいくっついています。
これを1階と2階の階間当りに設置すると。昆虫はせいぜい20%程度の侵入となります。
アイ・ホームでは、安全対策と維持管理の手間を減らす効果を考えて給気口を1階と2階の階間に設置することを標準としています。