宮崎県 注文住宅のアイ・ホーム株式会社

アイ・ホーム家づくりブログ 我が輩はごい犬ばん

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宮崎への移住者増加

 2020年度の宮崎県内への移住者は755世帯1326人で19年度実績を3割以上も上回ったとのこと。

転勤族の方が「宮崎は住みやすさでは全国でも指折り、気候も温暖で物件も安い、そうして人情も豊か」との評が多い。昔は文化的な情報が少なく、イベントなども都会中心に多く、そこが都会への人の流れをつくっていたようですが、コロナで生活の価値観が変化しているようです。

 ポツンと一軒家で行く先に困ったら「宮崎県」なんて感じでしたが、今や人生が有限であり、「変わらぬ暮らしこそが幸せである」と気づきはじめた日本がそこにはありそうです。

「どん!と宮崎県」なんて番組欲しいところです。

ポツンとじゃなくて。

ポケット満タンの宝

 子供にとっての宝は、たわいのないもの。

 

小学3年生だった私は、学生服で家族と並んで写真に写っている。父の転勤で引っ越しの折、駅のホームでの記念写真。見ると、上着の両ポケットはパンパンに膨らんでいる。おやっと、思ったが思い出した。

それは当時、お宝だった「カッタ」だった。

 

今の子供たちは「カッタ(鹿児島弁、メンコのこと)」と言われるもので遊ぶことはないが、鹿児島のそれは丸い形で子供の手の平ぐらいのもの。これを地面に打ちつけ相手のカッタをひっくり返すか、そのカッタの下に自分のカッタをすべり込ませたら勝ち。相手のカッタは自分のものとなるという遊びだ。

 カッタには一枚一枚、その当時のヒーローが描かれていた。

マンガのヒーロー、赤胴鈴之助、ナショナルキッド、や野球の川上選手や大相撲の若の花、ゾウやライオンなど。

 

 その日、箱いっぱいのお宝のカッタをポケットに詰め込めるだけパンパンになるまで詰めこんでいたのだ。

そうして、別れの列車に乗り込んだ。

煙もくもくのSLに。

住み慣れた故里「隼人」

懐かしい、優しかった人達、友達、遊んだ山や川。

 

生まれて初めて体験するSLは、もくもくの黒煙を盛大に吐きながら、霧島の長い長いトンネルにさしかかった。少しでも故里に近づきたいと、私は列車の最後尾に向かった。するとトンネルの向こうに空いた、明るい外の景色が、だんだん小さくなって、指で円をつくる程に。

 

 その新しい街、高鍋では、四角いカッタが当り前で、鹿児島から持ってきた丸いカッタを誰も使ってはいなかった。

「お宝」は一瞬にして、価値を失った。

それはそれは、美事(見事)なまでに。

 

今、「僕」の両のポケットには、お宝は一つも入っていない。両手で掴み切れない丸いカッタを掴み取りポケットに詰め込めるだけ詰め込んだ、あの時を今更のように思い出す。

 そうして心のポケットに大切な旅の伴侶を思い出した。

あの時、一匹の愛犬「チコちゃん」がリンゴ箱に入れられて同じ列車で鹿児島から宮崎高鍋に引越して来たことを。

小さくなった。

永遠に遠ざかる楽しかった思い出。

友達の顔、街がトンネルの向こうの明かりのように消えてゆくようだった。子供だった私は声をあげて泣いた。

その声を聞いて気遣って追って来た。父も母もおいおいと泣き出した。

あの時、泣いてくれた両親の姿に少し驚きながらも、ようやく「僕」は新しい街で生きる希望が持てたようだ。

 

これまで生きて来た瞬間のつながりの中で、何故か鮮明に見えて来る場面がある。

その「チコちゃん」を新しく引越して来た家の庭に繋いだ時のこと。

誰も知らない街で、一人と一匹の時間。

明るい冬の眼差しに照らされた竹やぶの景色がくっきりと見えて来る。

 

 チコはそれから9年生きた。という訳で、今、私の心のポケットはチコちゃんだけでも満タンだということに、お宝満タンだということに気付いたという次第。

 

僕は、すばらしい家族をもっていたのだ。

チコちゃんも含めて。

 

 

土地は誰のものか?

土地の所有者は誰か?

これを登記事項として法務局で調べようと思えば誰の土地であろうと、第3者でも調べることが可能です。

しかしながら適切な相続登記が行われていないと、所有者不明の土地となってしまいます。

人口減少による地方の生活圏の縮小や経済活動の低迷による不動価値の大幅な縮小により、土地所有の負担感が増大しているように感じておられる方は多いようです。

経済的には所有することの方がマイナスとなる地方の土地、山林や休耕地などは、「村おこし」そのものの足を引っ張るものとなっているようだ。固定資産税程の利益を土地が生み出せないのが現状なのです。

これまでの租税のあり方を見直さなければ、地方創成などできはしない。経済的な価値のない土地にまで、一定の課税をすることが合理的でないことは、山林経営を見るとわかりやすい。

諸外国の天然林の木材と日本の人工林では、元々生産コストに大きな差があるのですが、木材市場では同じ素材として価格競争力を問われています。この段階で、日本の人口林価格競争力は無いに等しいことになります。

固定資産税の徴収よりも、山林保全の補助金を出さなければならない状態ではないでしょうか。

家づくりに欠かせない国産材を再生産できるようにしなければ山は禿山になるばかり、山の保水力も落ちて、洪水の原因が増すばかりに思えます。

 

土地を所有する人が所有メリットが出るように、経済は合理性があるようでなければなりません。山林を所有し、木を植え、育て、森で街をつくり、街が森を再生するような仕組づくりを考えて取り組んで行きたいと、アイ・ホームは考えています。

窓は世界に繋がる

Tジュニアが外を見ています。

アイ・ホームの看板犬の「T・ジュニア」君、窓から外を見ています。

室内から外を見ると下から50㎝までが透明で、上はスモークガラス。ジュニア君の視界を守りつつ、生活者のプライバシーを守る工夫です。

この場合気を付けたい工夫について少しだけアドバイス。

このようなスモークシートの利用法は誤りです。直射日光を浴びると、ガラスの縮小の関係で、バリリンと硝子が割れることがあります。

この写真で失敗を思い出しましたので、ご案内。

Tジュニア君のお家では、北側にある窓だから安全。割れる事はないそうです。

ビューポイントは居住満足度を決める

家の設計を始める時は、敷地に立って四方を眺めてみることをお勧めします。設計を開始するときは必要な部屋の用途別配置を決めますが、具体的なプランにかかる前に敷地環境を十分にチェックしておかなければなりません。

この時「ビューポイント」という眺めの良い方向はどの方角かをしっかりと確認しておく必要があるのです。

家が完成して住み始めると、家から外を眺めることばかり考えて設計すると、外から見られているという事実を忘れてしまいます。プライバシーを守るためにはあえて壁や植木による目隠しが必要になったりします。

そうして、遠望を楽しめる場所や、緑の樹木で目の安まる垣根がプライバシーを守ってくれる中庭などをつくることで、永く住み続ける「住まい」としての満足度がぐんと良くなります。

 

リビングから見渡せる風景の中に古い神社の木々の緑が見えて、目が安まる、ここがビューポイント。

周囲の建物からの目線をかわし、プライバシーを守るため、窓の位置にも気を付けましょう。

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