住宅購入者の判断材料として、年間の使用光熱費を表示するように義務付ける方向を国土交通省が示した。
車で表示される燃費「1ℓで何㎞走れるか」と同様に、住宅の燃費表示制度とも言えるものである。
一般的な光熱費換算で年間に240,000円の負担が発生する住まいと96,000円で済む省エネ住まいでは、50年間で7,200,000円の光熱費負担増となります。
人生最大の買い物である住まいは、他の物と異なり、極めて資産性の高い財物と言われるものです。
住み継ぐ人に住むだけの価値を見出される資産価値が維持された住まいは、子孫や他の若い方々にも魅力ある「財物」として評価されます。
ところで、「財物」=「財産」として家を保つには新築時の品質が何よりも大切です。一番大切なものは耐震性です。熊本地震に見るように熊本県ではそれまで比較的地震が少ないと見られていたこともあり、耐震基準そのものが緩和されていたため、思いがけない強震により多くの家が倒潰しました。
現在、耐震性を担保する国の建築基準である、耐震等級を厳しめに見直す動きがあるようです。現在ある耐震等級1~3をさらに高める考え方です。これまでの等級1~2では足りない安全への備えが露呈したことにより、現状では3以上でなければ家の資産価値を守れないのではと考えます。
次いで、家そのものの維持管理です、国の長期優良住宅制度では、住み継ぐ家を前提に、10年毎の点検(インスペクション)と必要とされる補修を適宜行うことを条件としています。
現実に中古住宅を売買する機会があるのですが、きれいに手入れされたお住まいは、想定より高く売れますが、何もされてなかった家は、どうしても安く買いたたかれてしまうのです。
因(ちなみ)に、阪神大震災で亡くなった人の実に77%の人が「窒息・圧死」
という建物内での事故死でした。更に全壊した建物の内、90%の家が白アリ被害を受けていました。建物が新しい内は良いのですが、古くなると木材から腐朽臭が出てくると白アリが付くようになるのです。
住まいの耐震等級がその実力を発揮できるかどうかは、実は防蟻性能が高いかどうかが鍵となっていたようです。
今の強さを根本からゆるがす、白アリ被害に備えなければ「命」も「家」も守れません。
アイ・ホームでは、白あり長期あんしん保証15年、継続25年保証を実用化しております。
実は、当該保証を支える、特許技術(申請中)にはアイ・ホームの技術が貢献しています。
永く、資産価値を失わない家とは、耐震等級3以上で、防蟻性能に優れた家ということになります。