アイ・ホームの設計士が自宅を建てました。6月引渡しの現場に共通することですが、引渡し時期に雨が多く、外気の湿度が高い日が長く続くため、なかなか基礎の水分が抜けません。
一見すると基礎の表面は乾いており、とてもこの基礎から大量の水分が放出されていると気付く人はいません。
アイ・ホームの設計さんは現場の管理については一級建築施工管理技士の資格を持っている人でいたので、完成した我が家がそのままでは湿度100%では困ることに気付きました。
コンクリートは打設後、2年間程かかって乾燥が進みます。ある大学の先生から完成時には一棟の家で約1t(トン)の水分が基礎に含まれているそうです。だから出来立ての家の湿度が高いのは当り前なのです。
そこで社員さんが利用したのが貯水タイプの室内設置可能な除湿器でした。稼働させて満水になった水を室外に何度も捨てて、完成邸展示会を迎えました。
展示会当日、オープン時の湿度でした。私(田村)はさっそく全館空調マッハシステムのエアコンを除湿モード40%に設定して除湿を開始しました。夕方5時の時点で湿度は66%まで低減しました。エアコンの方が室内の湿度を低減させる能力が圧倒的に高いようです。
理由、室内設置タイプの除湿器は除湿用の吸着コイルがエアコンに比べても20分の1程度しかなく、エアコンの室外機の規模は20倍以上40倍程度となっております。更に電気代も全館空調マッハシステムでは4.2Kwタイプのエアコンを冷房で稼働させた場合に、現実的に消費する電気代は1時間当たり400~500w程度となる高効率の運転が実現できます。
これからの梅雨時には全館空調マッハシステムの除湿能力が大活躍。もちろん室内干しは当たり前。
結論