年末になると大掃除で浴室の黒カビ・赤カビの除去が話題になります。
アイ・ホームのマッハシステムの家に入居して3年、入居前7年間はモデルで運用していた我が家ですが、まったく黒カビ・赤カビを見ません。
マッハシステムの創始者、廣石氏に聞くと、彼の家は既に17年経過していますが、同じくカビを浴室で見ないとのこと。
更に、90歳の母の家をマッハシステムで建て直し、月に2回程家政婦さんにお掃除をお願いしているが、「浴室で黒カビを見ないことは驚くべきことだ。」との話しでした。
黒カビは、きのこや酵母などの菌類の仲間です。空気中にいくらでも飛んでいる胞子が、湿度や温度、酸素などの条件がそろえば発生するものです。
黒カビは、根を張ってはびこる性質があり、拭き取っても残っていて再生します。
①黒い汚れは美感を損なう
②胞子を吸うとアレルギーを発症
③シックハウス症候群の原因となる
④喘息などの原因物質となる
①塩素系漂白剤で除菌
②アルコール除菌スプレーで退治
③熱湯で殺菌
赤カビの胞子も空中に常に存在しています。酵母菌が赤カビの正体です。
高温多湿を好み、浴槽の水垢やシャンプーの液ダレに付きます。
①赤カビ自体は人体に害を及ぼすことはないのですが、
人体への害を及ぼす黒カビの発生を促します。
赤カビは酸性の素因があるため、アルカリ性洗剤で除去する方法が効果的となります。
カビの生育条件は、温度、湿度、栄養、酸素が好適条件を満たせば、どんどん繁殖します。
浴室での対策として、最後の入浴をした人がバスタオル等で浴室内を拭き上げるだけ。加えて浴室の換気扇を稼働させ、浴室の窓を少しだけ開けて下さい。更に浴室のトビラを開放して頂くと万全です。マッハシステムの24時間の給気と熱交換換気扇の排気口から湿気の多い空気は室外に連続排気されます。
マッハシステムの給気量は、できれば2段階の1時間当たり200㎥の換気風量にして頂くことで、洗面脱衣室及び浴室の30㎥弱の気積が1時間で7回入れ替わる換気となります。この時エアコンの除湿効果で湿った空気は除湿されて浴室内に何度も送風されることになるのです。黒カビ・赤カビはこの除湿効果で、シャットアウト可能です。