床暖房ではなく、全館空調(マッハシステム)における冬の床の表面温度は室温と同等です。
だから、足にスリッパは不用です。
①マッハシステム冬期温度分布
(一般的なイメージ)
マッハシステムは調温された空気を大量に循環させることで、室内の温度分布で床・壁・天井の表面温度がほぼ同一温度にそろいます。
流れるプールの水温がどこで測っても同じようになる原理といえましょう。絶えず流れる調温された空気が、室内の温度を均一にしてしまうということでしょうか。
体感温度は床・壁・天井の表面から放出される輻射熱と空気の温度の平均値と言われています。
ということで、それぞれの温度に差がない程、快適と言われています。冬の暖房を意識しない暖房。
冬場にマッハシステムの室内にいると、暖房を意識しない暖房となっています。
これまでの足裏や指先 顔などで温かさや寒さを感じながらの暮しの時は床暖房やストーブが暖かく有難く感じたのですが、マッハシステムでは体感温度が床・壁・天井及び室内空気の温度のすべてが平均値で25℃ですから「当り前の快適」を創出してしまいます。殊更、暖房の有難みを感じることがない暮らしだと言えます。春や秋の快適な季節には、暑い寒いを気にしていないことを思い出して頂きたいのです。
そのようなことで、マッハシステムの家で暮らす私は、冬靴下なしの素足の暮らしです。
★我が家のミニチュア君も!
こいつは冬も夏も外でも裸足ですが・・?★
という訳で、マッハシステムの家の場合室温が25℃ならば、冬期は25℃は少し温かすぎる方もいらっしゃいますが、半そで 短パンでOK。
室温22℃で運用すれば春、秋の装いで・・・。
やはり半そで短パンでお過ごしの方が多いようです。
②床暖房の設定温度(出典:I工務店)
この2例を比較してみると暖房を床暖房でまかなうか、全館空調でまかなうか、ということになりますが、明確な差は夜間の温度設定がI工務店は30℃と高温で運転しているということです。
マッハシステムでは、冬期のエアコンの設定温度を30℃で利用することはありません。エネルギーコストが高くなる現実をデータで確認できる訳です。
I工務店が、熱源として最もコストの低いヒートポンプ式の暖房を用いた場合、床暖房は床材という断熱材の下から間接的にお湯で室内を温めることになり、どうしてもロスが生まれてしまいます。
鉄の鍋の木の蓋(フタ)のように鍋に熱湯が煮えたぎっていても鍋蓋の上は熱くないようなことでしょうか。
しかも、熱の籠(こも)る床の温度が床 壁 天井の中で最も高温になりがちです。
スリッパを利用した方が、床暖房の方は快適に暮らせるということです。