山芋をすり下ろし、卵を割って加え、これを良く掻き混ぜる。柏肉で出しを取ったスープに豆腐や長ネギ、春菊を加えた中にスプーンで一かたまりづつこれを加えていく。黄みを帯びた山芋が団子状に鍋の中に増えてゆくのを見ると、幸せな気分になる。
寒い冬にハフハフ言いながら食べる山芋汁は身も心も温かにしてくれる食べ物だ。
だがこの度、マッハシステムの家で年中、家中快適空間で食べた山芋汁は味に変わりはなかったが、今一であった。
食べることで、身体も温まり、汗が滲んでくるのは毎度のことではあるが、汗が玉となりそうな程、室内は「冬」ではない「春」なのでした。
マッハシステムの先輩である廣石氏によると、年を重ねるごとに、慣れてくるとのこと。北海道の方が、暖かな部屋で冷たいアイスを食べる贅沢のように、暑い八月の季節、アツアツの鍋物を饗するのがマッハ流のもてなしとなる日が来るかも知れません。
マッハシステムでは、おもてなしをする時、夏、涼しい中で鍋を食べよう⁉