気候変動で変わる家づくり

 観測史上、最高気温が40℃を越える地点が珍しくない時代となってきました。

多くの地域で猛暑日や熱帯夜の日数は増加しています。

 更には、短時間の強雨も増加がみこまれ、日降水量が100mm以上の日数は年々増加しているようです。

 将来的には、「40℃以上の気温でも快適に暮らせる住まいづくり」がこれからテーマになってくるかもしれません。

 先ごろ、断熱等級7の家を完成邸展示させて頂きましたが、この住まいであれば、夏場に16畳用のエアコン一台で70畳程度の広さの家を快適に冷房可能です。

 寒い冬でも、暖房無しで室内の温度は16℃を下回ることはない家づくりが断熱等級7の家づくりとなります。

 気候変動で、これまでにない高温の日々や、厳しい寒さが続いても、わずかの冷暖房エネルギーで快適な温湿度に調温調湿できることが可能な家づくりをアイ・ホームは行ってまいります。

 省エネで、経済的な暮らしを気候変動下でも続けられる家づくりが、求められる時代となっているようです。

断熱等級6・7を新設

 これまでの断熱等級で最高等級とされた「4」を上まわる上位等級として5、6、7の等級が国土交通省、経済産業省、環境省によって新設されることとなった。

 住友林業では公開された資料によると、GIグレードの断熱等級ですので、今回の改正では5等級となります。UA値0.6です。これまでの最高等級を上まわる性能でしたが、今回の改正を受けレベルアップの方向へ家づくりが変わってゆくことでしょう。

 一方アイ・ホームでは、UA値0.35~0.23となります。

ベルスの評価では、

等級4が一次消費エネルギーを20%削減に対し、

30%削減で等級6となります。

40%削減が等級7になるとのこと。

マッハシステムの全館空調を可能にする高い断熱性能は、必須の断熱性能が今回改正の等級7レベルでしたので、新しい評価方法が出来て有難いことです。

 アイ・ホームでは、断熱性能に加えて創エネとなる太陽光発電をセットでご提案する関係で、一次消費エネルギーの削減率が50%以上、一般的には60~70%となりますので、ベルスの断熱性能だけをランク付けするのではなく、創エネも含めた省エネ効果も表示して40%を上まわる数字として省エネ効果、経済効果が表示されることになります。

平均的な光熱費年間24万円

50%削減で12万円

70%削減で7万2000円