前回太陽光の日差しのエネルギーを室内に取りこんだり、エアコンの設定温度を下げたりして、暖房エネルギーを削減して来た事実をグラフでお見せ致しましたが、今回はその結果として、生活空間の暖房が、どのように変化したかを、実証してみましょう。
先のデータを見ると、1月に比べて2月の節電レベルは46%も向上していました。いかに節電が効果的であったかがご理解戴けることでしょう。しかし、室内の温熱環境は悪化しなかったでしょうか。
さて、実現された2023年1月1か月間の室温温度のデータをみてみましょう。
2023年1月(1か月間)
外気温と室内温度
1月25日は10年に1度の寒気で-5℃まで外気温度が下がっています。
2022年1月(1か月間)
外気温と室内温度
1年前のデータでは1/13~23日までかなり寒かったようです。
2023年2月(1か月間)
外気温と室内温度
室内の平均温度が24℃~25℃になっています。エアコンの設定温度を23℃~22℃に下げても外気温が上昇してくる2月末には室内は26℃になって少し温かすぎます。
2022年2月(1か月間)
外気温と室内温度
前年の1月が寒かったので2月もエアコン高め設定でした。
太陽熱を利用して、エアコンの稼働を減らしたり、エアコンの設定温度を変えることで省エネは可能です。
更に、結果として室温に1℃程度の暖房温度の低下とはなりましたが、それ程実現温度の低下は起きていませんでした。
エアコンの暖房設定温度を更に低め、例えば21度、20度の時に室内の温度がどこまで下がり、省エネがどれ程実現されるかを実験してみる時が、来年あたりにできたらいいなと思った次第です。