一般的な全館空調で生じる足首が冷たくなる現象とは、
床下エアコンタイプの場合
上記のように暖気の風量が小さいと上昇しても窓際の冷えた硝子から来る冷気に冷やされて空気が下降します、ちょうど足首の辺りに冷気が溜まりやすくなってしまいます。
*毎年研究発表してくださる井口雅登・坂本雄三両先生の成果として、床下に煙を混入して吹き出し窓際で下降する実験映像で明らか。
エアコンから吹き出す風量は最大で800㎥/hですが一般的には400㎥/hで利用しています。音や電力料金がネックとなるようです。さて、床下に12箇所のスリットを設けて暖気を吹き出すとすると、一箇所のスリットから33㎥/hの空気の吹き出しとなります。極めて弱い吹き出し空気ですので上記の図のように窓際の冷気で上昇空気が冷やされて降下してゆき、床上近くに滞留することとなり室内で温度差のある空気分布となることが多いようです。
マッハシステムの場合
マッハシステムは大風量、小温度差空調となります。各ダクト開口部から一箇所あたり100㎥/h~300㎥/hの暖気が吹き出しますので風量が多いのが一番の特徴です。
空気を入れ替える方式だと言えます。元々快適温湿度に調温、調湿されたマッハシステムの空気は循環しながら一部を排気、同量の新鮮空気を混合しながら入れ替えています。大量の空気の入れ替えで家中、部屋中の温湿度環境を均一に調(ととの)えているのです。
温度ムラのない快適温湿度空間をマッハシステムであれば確実に快適温湿度をお届けできることになります。
しかも送風用のDCファンは省エネ性能と耐久性(10年以上)に優れたものとなっています。
修理も交換も簡単です。