1年に一回宮日新聞に、住宅瑕疵保証保険の利用促進と、一般消費者への啓蒙の目的で「全ページ広告」がされていました。
住宅完成後、建築会社が存続していなくても、保険で消費者を守ることのできる保険の意義は大きく、その全ページ広告を埋めつくす、宮崎県内の住宅建築業者は全て、このサービスを提供しているかの観が伝わってくる。堂々のボリュームある広告でした。
しかし、実態は、ほとんど利用されることはなかったと言っても言い過ぎではないのが実態でした。
2005年11月17日、国土交通省が千葉にある姉歯秀次一級建築事務所が構造計算書を偽造していたと公表し、ビルの解体建て替えなどが行われた事件です。
宮崎県では特に事例は発表されていないのですが、
「東京の方から、優秀な先生が来て構造計算を見直すと、鉄筋の使用量が削減でき、工事費が大きく下げられるらしい。大きな会社は特別なノウハウがあるから、中小では勝てない。などという話を耳にしていたことを、この宮崎だったことを、思い出した事件でした」
経済優先で、人命軽視のはなはだしい事件です。門外漢の一般消費者は人命を左右する「耐震性」について、何かたよるべき証が必要なことを、「法的規制」が必要であり、誰にでも理解しやすい制度の発表が望まれました。
2000年4月に「住宅の品質確保の促進等に関する法律」が施行され、消費者保護の為、住宅を完成引渡しから10年間の瑕疵保証責任を負わなければならないことを定めました。
その2005年に姉歯事件がおこり、保証責務により倒産するなどする建築会社が多発するなどして、平成21年10月に事業者に住宅瑕疵保証の費用が賄えるようにした上で引渡すことが義務づけられました。ここで一般的には「住宅瑕疵保証保険」を利用することとなったのでした。
例えばコーキングの保証は「たったの2年」「え!!」。
本当に残念ながら消費者目線からは受入れがたい「たったの2年」です。
立憲民主党の辻元議員ならば、「ソーリ、ソーリ、答えて下さい」
と言いたいところです。
元々、お上が定めた瑕疵保証保険ですから、一般的なレベル、現状肯定の保証となっています。
又、コーキングの性能に大きなバラ付があり、見た目も不明のため、建築業者がお客様の予算や、発注を材工で出した場合、各業者のやり方で一定していないようです。
アイ・ホームでは、「コーキング」では現在最長の保証を出してくれるメーカー保証15年が標準採用されております。むろん、より優れた長期の保証商品ができれば、すぐにグレードをアップ致します。
尚、コーキング部分が極力少ない施工を心掛け、メンテナンスでコーキングの打ち替え量が少なくなることで省コストが実現できる、その様な素材の壁材を採用しております。