ご覧戴くことで、よくわかることがあります。断熱性能で国が定めた最高等級4のレベルとアイ・ホームで一般的に採用している性能差は2倍から3倍となっています。
この差はどうして生まれてしまったのでしょうか。
現在環境保護の観点から、ヨーロッパ諸国における家づくりの一般的な断熱性能基準は、日本の次世代省エネと言われる断熱性能の2倍から3倍以上の性能となっています。
特に緯度の高いドイツやスイスでは、寒さも厳しく、家の断熱性能の差は、膨大な冬期の暖房費用となって、家計を直撃します。更には健康上のリスクを招来することとなり、医療費にも直接的にはね返ってくることにもなります。
ヨーロッパにおいて、年間の冷暖房費が多くかかる家は、当然評価が下がる。一方で、冷暖房費が少ない家の評価は経済的な優位性が高いと見做され、資産価値が高くなるというのが、ヨーロッパの常識というものです。ヨーロッパではエネルギーパスと呼ばれる住宅性能の燃費表示が義務付けられています。
新築から中古住宅の売買、賃貸物件にまで、有資格者が基準に基づき計算した結果、ランク付を行って、消費者に賢い選択が出来るようにしているのです。
実のところ、日本においても2020年までにヨーロッパ並みの住宅性能に引き上げて行こうということで、「ヒート20」という断熱性能値を掲げて努力しています。
アイ・ホームの基準断熱性能では、今日、只今の時点で「ヒート20」をクリアしているという事です。