芝生がヒートアイランドに有効なことはごらんの通り
(芝生のお手入れとガーデニングより)
針葉樹でも日陰は涼しいのですが、とにかく緑の葉で一旦日差しを受け止めてしまうと、日陰は涼しくなります。
なぜなら葉には地中から吸い上げた水分があり、絶えずこれを蒸散して気化熱で表面温度の上昇をおさえています。
葉の表面温度は気温と同じくらいになるようです。
木陰で日射量の80%をカットすれば、周囲の地面温度も下がることになります。
木陰の下が芝生の場合同様に、気化熱で表面温度が下がっています。
ものの表面温度に応じて放射されている熱(電磁波)は、輻射熱と言われ、これが、木陰、芝生で減量されると涼しくなります。
結果として約6割の輻射熱を地面からカットできることになるようです。
気温は空気の温度です。私達が感じる温度は、周りの物から発せられる輻射熱の総和が減れば、空気の温度よりも、涼しく感じられます。
これが体感温度です。
日当りの好い場所も日陰も空気はつながっていて、温度は同じでも太陽熱を直接受ける場所と、日陰では当然日陰の体感温度は下がります。
木陰で下が芝ならば、5~7℃の体感温度が下がると言われています。