笑顔の力
この頃、笑顔が見られなくなったような気がする。
会釈の折に爽やかな笑顔がセットだと誰しも心が和む。
笑顔には力がある。
月に一度、会計事務所の女性担当者の方が見える。
笑顔が素敵な方だ。まるで光が部屋に差し込むようで、こちらまで笑顔になってしまう。
先日、求人を行なったところ沢山の応募を戴いた。面接ともなれば皆さん笑顔で、全員採用したいところ、なかなかそうも行かない。
こちらは笑顔でお断りすることもならず、採用は後日文書でお知らせということにさせて戴いた。
年末、サン新名爪に「ひむかの森 発見館」というモデルハウスを完成させた。
ところが、展示の為の家具の選定がうまく行かず、急遽、押し詰まった12月の28日、福岡まで家具調達に行く事となった。
その日に持ち帰る為、車は軽トラックとなった。年末ということもあり皆忙しく、私自身で運転して行くことにした。ところが、御意見番である「奥」の見張り付きであれば行っても良いとのことで、早朝6時に出発。
カーナビの付いていない軽トラ、用意された地図を片手に弥次喜多道中となった。いよいよインターを出ると、さっそく「奥」は老眼鏡を付け、ナビと化した。
不思議なことに、だんだん山道となり、不信が増大し頂点となった時、最寄りの交番が直ぐ前に。
若い青年が丁寧に教えてくれたが、あまりに丁寧で理解不能。
ようするに、まったく逆方向であるようだった。
5時間後ようやくにして到着。当てにしていた案内人も待ち兼ねたようで、さっそく家具行脚へ。
不思議なもので、その家具は、お待ちしていましたといったような顔付きで、ひっそりと展示されていた。
年末ということもあり、家具屋さんには人がいなかった。それでも、親孝行な社長様の息子さんまで駆り出し、宮崎の片田舎から軽トラで家具を求めに来た中小企業の老夫婦に「素晴らしい笑顔」で荷造りして下さった。
有難うございました。
風が強く雨模様の中、せっかくの大切な家具を「濡らすまい」と、丁寧な荷造りをして戴きました。お陰で無事、日も暮れてモデルハウスに到着。
明かりの中、工事の浜口君、コーディネーターの山分さん・黒木さん、設計の谷口君、その他業者の方数名。オープンに向けて忙しく動かれており、私共を迎えて戴きました。というか、待たれていたのは主役の家具。ようやくにして主役の家具を迎え入れて戴きました。
その家具は組み立てられ設置された瞬間、所を得て輝いた。
そうしてスタッフ全員が笑顔につつまれた。
良かった。 良かった。
来年もいいことあるぞ! 笑顔の力に後押しされて年を越えることができました。
そうして2011年。
皆さん今年もよろしく、「ひむかの森 発見館」の家も家具も見に来て下さいね。