外壁の話
家の外観は誰しも関心のあるところ。お客様の中に何種類もの外壁材を組み合わせて計画されている方がおられるとのことで、一言アドバイスをと思って筆を取りました。
外壁はデザイン、色、共に各社が毎年新しいものを作成します。
その規格はデザイン優先で異なったものとなりがちです。
規格の異なる外壁材同士を組み合わせる時に、継ぎ目が問題となるのです。
コーキングを出来るだけ少なく、三方合じゃくりで差し込み式として継ぐのが理想ですが、これがコーキング処理しないと継げない場合が生まれます。
後日、コーキングの劣化から耐久性に問題が生まれます。
更に、15年程度を経て、色落ち等の問題が発生した場合、再塗装時に細かな色変化に対応した作業はなかなか手間が多く、コストアップにつながります。
①外壁はシンプルな色柄の組み合わせで。
②デザインの異なる継ぎ目は、厚み、「しゃくり」の位置等の規格をそろえましょう。
③後のメンテナンスも考慮しましょう。
以上が、外壁計画で面材利用上の注意点です。