素足の暮らしは、全館空調のマッハシステムにしてようやく実現された未来型の生活様式です。
室内の空気の温度が室温と思われる方がほとんどでしょうが、体感的室温は床+壁+天井の湿度を足して3分の1にした温度と、室内の温度を足して、これを2分の1にしたものとされています。
この時床暖房の家は床の表面温度が30℃以上となっています。室温を上昇させる為に床の熱で壁+天井+空気の温度を床の温度を高くする必要があるためです。
床暖房の床の温度は30℃以上ですので、ひとが快適と感じる25℃より5℃も高い為、長時間床暖房の床に足裏を置いていると、汗ばんで来ます。更には、ストレスを感じることとなり、スリッパを着用しなければなりません。
マッハシステムでは、大風量で、室温に±3度以内の空気を室内循環させていますので、この空気の流れに触れた床・壁・天井の表面温度はほぼ同じになっています。室温も適温化された空気を丸ごと入れ替える方式となっている為、全室の室温が25℃程度に整えられることになります。
これまでの住まいは、部屋ごとに室温が異なりますので、素足だと冷たかったり、熱かったりでストレスが直接足から伝わりますので、生活者は靴下や上履きが必要となっていました。
マッハシステムの場合に、ようやくこうした全館空調効果として、全室の床・壁・天井の温度がそろうことになったということです。
フローリングの上に異物が落ちていると足裏に触れた時、「オヤ」と気が付くことになります。固い物は特によくわかります。米粒が生の時、炊飯後のお米か足にも触感があり、これを感じ取ることが出来ます。足裏からの触感は、一種新鮮なシグナルとなります。
気づかなかった落とし物、薬の粒だったりが見つかったりします。
「手触り」という言葉がありますが、素足の暮らしを続けていると「足触り」と言った感覚が育って来ます。
床の埃や、ベタ付きが信号として脳に届けられると「拭き掃除」の必要性に気づきます。そこで床を雑巾などで水拭きすると、乾いたときにそれまでの床から得られた感覚にはない「サラリ」として清潔感が伝わって来るようになります。
「サラリ」がわかるようになればあなたは「素足人」です。