アイ・ホーム家づくりブログ 我が輩はごい犬ばん

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塀を考える

我が家の塀は写真のとおりです。

年末に毎年塀の塗装をしています。メンテナンスを繰り返して行ったことで、板の強度はほぼ変わらず、12年を経過していますが、この分ではあと10年、合計20年程度は性能を保持できそうです。

 建築基準法で鉄筋入りの高い塀は2.2m以下、鉄筋なしの強度が低い塀は1.2m以下にしなければなりません。

ブロック塀などは「控壁」を3.4m以内の間隔で設置することや、壁の厚みの1.5倍以上の厚みが必要とされています。

 家を境界から1m未満に建てる場合、民法235条で「目隠し設置義務」が定められています。「隣家を見通すことの出来る窓又は縁側(ベランダを含む)を設ける者は目隠しを付けなければならない」とされます。

 防犯上は高いほど、丈夫なほどその効能は出ることになりますが、塀の設置は費用も高額となることもあり、考えたいところです。また、一度越えてしまうと、外から塀の内側は見えない為、かえって防犯上は危険だという考え方もあります。

 塀の高さが図のように140cmの場合、家の基礎の高さほど、室内は道路から見通せることとなります。目線の高さを考慮して160cmぐらいにすると普通の人の場合は通行人から室内を見通されることはありません。もちろん2mの背の高い人からは見えてしまいますが。

 毎年のメンテで思うことは、高すぎる板塀のメンテナンスは大変だということです。毎年メンテナンスに塗料の量も手間もかかります。だから高さは周囲の高低差などを考慮して、無駄に高くしないほうが賢明かもしれません。

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