換気をしながら風呂場を掃除しないと肺MAC症にかかりやすくなります。
MAC菌という結核菌によく似た菌の感染で起こる病気が肺MAC症です。
MAC菌は浴槽のお湯の注ぎ口やシャワーヘッドのヌメリや湯垢にいます。42℃前後の温度で繁殖しやすく、気密性の高い風呂場はMAC菌の繁殖に最適です。
こうした風呂場などで、しぶきや、霧状の水滴を肺に吸い込むと発症します。
「咳や血の混じったたん」が出て、発熱全身のだるさ、食欲低下、呼吸困難で酸素療法が必要になるほど危険な状態になることもあるようです。
お風呂の水を抜くときは?
高断熱高気密住宅にお住まいの方は、お風呂の排水を行われる時には、ぜひとも、浴槽の小窓を少し開けて排水をお願い致します。
排水の体積分の空気が?
排水による浴槽の水位の変化は、その排水に見合った体積の空気が室内側に供給されなければ室内はその分負圧になります。よって高断熱高機密で第一種熱交換気扇でコントロールされた室内側をプラス圧の空気環境にコントロールして、外からの湿気や粉塵の流入を防ぐ機能が働かなくなるおそれがあります。
浴室を清潔に保つには
水を抜いたら、外気が排水口から入らないように必ず、排水口にキャップをしてください。しっかり排水が完了したら排水用の飛び出していたキャップを下ろしてあるかどうか確認です。
次いで、室内をバスタオルの使用済みのものでも良いので、水滴をきれいに掃きあげることでバスルームの乾燥が進みます。
尚、水を抜く時に開けたバスルームの小窓は閉めてください。