以前、アキレス腱を切断して松葉杖で暮らしていたことがあります。どうしても東京に行かなければならず、妻に支えられて出かけました。どうしたことか空港はすごい混雑で松葉杖では歩けない程でした。
更には体中の血液が悪い足に大量に流入して、足が爆発しそうなぐらいに痛いのです。
「車イス借りて来るわ」と妻がいなくなった後、建物の少しでも人が来ない所へと移動したのですが、思うように動けません。
「もうダメ、倒れる」と何度も思いながら、文字通り死力を尽くして頑張ってところ、遠くから車イスを運ぶ妻の姿が「女神」のごとく輝いて見えました。
「女神」とは、苦しい時に助けてくれる女性が、人ではなく神のように有難い存在に思える時に言い表す言葉なのでしょう。
皆様は女神を見たことがありますか?
私は見ました東京の羽田で、その人は私の妻でした。
そうして「その時は!」ということで、
「いつもではない」ということで・・・・・・!!
ということで、恩だけは忘れてはいけないと、ご恩を受けたものとして自らを戒(いまし)める日々を送っております。「その時は、いつもではない」だろうと、女神様は日々厳しい指導のお言葉を私めに下さっている。
今日のこの日、女神様には感謝と、崇敬の念がセットでなければならないようです。