この頃、不動産屋さんが利用するサービスがあります。
不動産屋さんのスタッフが、スマホで動画を撮りながら、各部屋を案内してくれるのを、パソコンやスマホの画面でチェックするというもの。
直接、目で見て五感で確かめる方法ではないが、予(あらかじ)め画像で見て、オンラインで一定の絞り込みをした後、直接訪問する方式が普及しているようです。
「へぇ~~。天井高いし。
こんなに広い。
この値段???。
いいね~👍。」
ところがである。
内見で案内役を務めていたスタッフさんが実は、超小柄な方だったという事実が判明。比較の点で見ると案内人が小柄だと総体的に、天井は高く、部屋は広く見えることになります。
物の良さを最大限に引き出すには、舞台背景が大切です。この度、建築中の青島リゾート物件は、アメリカン調の横張りサイディングが採用されています。
仕上がりを見て気付いたことは、横にサイディングのラインが長く活かされるスケールの大きな建物に、この横張りサイディングはベストマッチしていたことです。
こちらは、横張りサイディングの横のラインが、スケールの大きな建物によって協調されることで、より広く家を感じさせる効果が出ているようです。
建築のデザインにこのような気付きを与えてくれるのが、経験というものかも知れません。