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地熱活用住宅の?

①一般的に地熱は地球内部のマントルなどの熱源に由来する熱エネルギーのことを言う。

住宅販売での「地熱活用」は単に基礎直下の土壌の温度のことを差し、これは地中熱のことで「地熱」とは別のものということになります。

地下水位の高い場所では、その地下水の温度と基礎表面温度は近くなります。

この時の地中熱は地下水の温度とほぼ同等となります。夏場床下空間が密閉基礎の場合、室内の空気が床下と行き来できるようだと、温度差のある冷やされた基礎床面に大量の結露が発生することが想像できます。

②夏は冷たく冬は温かい地中熱

年平均では、九州南部は20℃と云われる。

地中熱を利用するには、10mの深さがあれば一年の平均値の温度を利用できることになるようです。

ですから、利用の為にはボーリングして地中の熱を利用する工事が必要となります。

単に床下が年中温度変化が少ないと理由で、冷暖房効率が向上する床下利用という事では科学的な根拠が脆弱となります。

③このような訳で、一般的にこのような地中の熱を表現する熱のことは、「地中熱」と表現することの方が正しい用語の用い方となります

場所によっては地下水位の高い場所があります。

例えば、高台に隣接する平地では井戸を掘ると、すぐに水が出ます。このような所では地表近くを地下水が流れ基礎のコンクリートが年中冷やされています。夏は15℃近く冬は12~14℃程度になります。

夏場には、上記図のように結露水の水がタップリ溜まってしまうこともあります。アイ・ホームではこのような事を予想して、あらかじめ基礎床下に全面断熱材を貼り付けて床下の基礎の冷えを防ぐ施工を致します。

④10mの深さまで、熱交換用のパイプ.ダクトを通し、周囲の土壌の冷たさで、パイプ内を流れる冷媒用のガスを冷やす方式の地中熱利用のヒートポンプのエアコンというものがあります。この場合地下水が流れていると、熱交換がスムーズにできますが、土が乾いていると熱がすぐに飽和して熱交換の妨げになってしまいます。

10年程前に開発・販売されたのですが、現在は商品開発もストップされているようです。

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