住宅設備の導入において、暮らしの変化に対応できる機種選択が重要となります。
今回の選択ポイントは、
1.エレベーター
ボタン一つで人も荷物も移動できます。
安全対策では停電時は内臓バッテリーで2階から1階に自動的に降りて停止します。
年1回定期点検(パナソニック社製)
保守点検費用が年間 42,000円(税込み)
2.ユニットバス
車イスからユニットバスのベンチに移乗でき、入浴しやすいタイプを選択してあります。
リフト付きもあるのですが、リフトは今急速に進化中につき具体的な介護状況に応じて導入を検討されればよろしいかと思います。
床がホッカラリ床との名称で膝をついても痛くないタイプです。
尚、排水、水切れが良い床となっています。
TOTOのユニットバス
◎手スリバーは背もたれにもなる。
◎浴槽は冷めにくい保温タイプ。
◎半身浴可能なラウドタイプ。
安全なスベリ込み防止効果あり。
3.洗面化粧台
車イスでも顔が洗えるように下部収納のないタイプを選択しました。
右側にも水栓レバーが移動可能な機種で、シングルレバー、シャワー水栓となっています。
今回はユニバーサルデザインを採用し中央にレバーを設置しました。
場合によっては、人感センサー付き水栓も照明も選択可能。
車イスに座っていても、お顔が見られる位置に鏡が設置してある所も重要な選択ポイントになりました。
車イスを使用される方から鏡が見えなくなるとのお話を伺って選択致しました。
4.トイレ、入口ドア
◎自動洗浄(全自動おそうじトイレ)
◎自動開閉(トイレフタ)
◎節水タイプ(パナソニック社製)
◎はね上げ手スリ付きとしました。
◎手洗いは自動水洗としました。
◎出入口ドアはケアシストという会社の商品で、部屋側、ローカ側どちらから押されても開くことが可能で、車イスの移動に必要な幅員を考慮してあります。
6.サッシ
①玄関サッシ
◎Lムーブでリクシル社製
ハンドルを手やひじで軽く押すか、あるいは、
人感センサーを作動させれば自動開閉も可能。
後日に、障害によるリフォームでも後付け可能なタイプです。
②掃き出しサッシ
◎部屋からウッドデッキへの移動を考慮して、
ノンレール引きちがい窓(ウォーキング)を選択しました。
(快適ウインドーマデオ・三共アルミ社製)
◎ノンレール構造で、レールの段差につまずいたり、溝に足をとられる心配がありません。
◎車イスでも通りやすい開口幅が確保できる3枚引戸を採用しています。
7.照明器具
◎足元灯。保安灯といい、停電した時はバッテリーの電源で自動点灯(30分以上)。
非常時の明かりとして、取りはずして持ち運びも可能です。
2階のホール、介護部屋のベットの枕元にも設置されています。
8.ホシ姫サマ(パナソニック社製)
洗濯物を室内乾しする時、乾し竿をリモコンで手元におろすことができます。
お年寄りや車イスの方でも楽に物干しが可能。
9.連絡用機器
同居人に緊急時連絡可能なワイヤレス・コールを採用。(パナソニック社製)
配線不要、ラクラク連絡、光と音でお知らせ
◎ワイヤレス携帯受信器で、呼び出しを音と振動と番号で表示。
固定の受信器は音と光
◎ワイヤレス・ペンダント・コール
浴室コールを採用しました。
10.AIR-Eというナノ発生器
①カビ菌抑制
②脱臭
③お肌の保湿・美容、など
様々な有益効果を発揮する機器を3箇所設置しました。
介護室、玄関クローク、空調室 それぞれ、主に脱臭を重点に配置しました。