石油ショック(オイルショック)ではなく、今回はウッドショック。
グローバル社会の中で、日本に木材が入荷しなくなった。世界の需要が活発で、好景気のアメリカや中国で大量の木材が必要とされ、日本まで「ウッド」が来ないのである。
市場では日本は買い負け、原料となる木材を確保できてないようだ。
木材価格は上昇。低価格帯のメーカーには木材そのものが廻ってこない様子。当分の間、着工延期となり、これからも長期間、いつ入荷するかわからないのが現状のようだ。
とは言え、林産県宮崎の立場から見ると、木の育成費用を賄えない国際価格だったところに、この度のウッドショック、歓迎の声もある。「ウッドチャンス」として、これからの山林経営を考え、組立て直すきっかけと、とらえる向きもあるようである。
原木の値上がりは、国内の生産基盤となる山林経営には喜ばしいことである。
山林経営も視野
アイ・ホームではこれからの家造りに植林と育林を並行して経営に取り入れるべく計画を進めています。
アイ・ホームを創業した私は幼少時~高校卒業まで、父が木材会社に勤務後、宮崎で製材業を経営していた経緯もあり「木と親しむ暮らし」を身近に感じておりました。
営林署から払い下げの山林を入札で落とすと、山に道を造り、山師の方が生活できる小屋を建て、毎週食料を山に運搬、山から木材を出荷する仕事でした。
植林も育林も他のメーカーの方よりは具体的で、身近に感じる訳です。たまたま、山林の所有者の方が身近におられ、譲渡したいとの申し出を受け、現在検討中です。安定した木材の供給と価格低減にお役立ちできそうだと思っています。
決まり次第皆様にご報告申し上げます。
尚、現状において、アイ・ホームにはウッドショックは少しは影響がありますが、取引先の支援は確実で計画着工が可能です。
価格は、値上がり分をお客様にご負担をお願いすることなく、対応可能と考えております。
どうぞ、ご安心下さいませ。