「杉圧延床材」
ジャパンブランド・プロジェクトでは杉の床材も開発いたしました。
こちらは大経木の杉材が増えていますので用途の拡大の為、幅広の床材を実用化しようとの試みです。
問題点は変形と抜け節という杉の欠点をどうするかということでした。
杉板材に高温のアイロンをかけることで圧縮と加熱で変形を防止することにしました。
一方、抜け節は埋め木による対応となりますが、現状では商品化の目途が確立できるまで御預けということで、埋め木不要の良品のみの選択で具体化しております。
出来上がって「快護支援モデルハウス」に使用されましたが、この杉圧延幅広床材の商品特性は以下のようになります。
◎杉圧延幅広床材の商品特性
1.幅広の床材は視覚にゆったりとした落ち着き感を与える。
2.変形は殆んどなく、形状安定性に優れている。
3.材に含まれる空気層が断熱効果を発揮して、足裏が温か。
4.材のクッション性が高く、足が疲れない。
尚、杉床材として開発されたが、棚板や家具にも応用が出来る。
モデルでは棚板材として用いた所、高級感の出る材でデザイン性も高い。