空気質が良い家造りの基準になる時代
現在、建築用に用いられる材質に「F・フォースター」などと言われている安全基準があることはご存知でしょうか。
ホルムアルデヒドなどの化学物質が建物に用いられる建材から放出され、人体に害を成すことを防じるために設けられた基準です。
「無添加住宅」などという家造りが生まれ、ブームとなったこともありました。
1時間に2分の1の空気を換気すべし
1/2換気ルールと言われているものがあります。これは住宅の室内空気を1時間に1/2入れ替え、2時間で全部の外気と入れ替えることを義務付けた建築基準法のルールです。
このルールも室内空気環境を清浄に保つためのルールです。
しかし、外気は中国やインドからのPM2.5の排気で汚されグローバルに汚染が広がっています。外気は「きれい」だとの前提はもはや通用しない時代になっています。
外気は驚く程、汚れている
アイ・ホームの高鍋宿泊モデルの外気は1㎥あたり、PM2.5クラスで20,000個の汚染粉塵物質が含まれていました。測定して戴いたのはトルネクス社の技術者です。室内は2,000個、早朝にはなんと200個まで減少していました。アイ・ホームの全館空調(マッハシステム)には空気循環の経路に電気集塵機を設置しておりますので、人が寝静まる夜間には、次第に浄化が進み、2,000個が200個まで減少してしまうのです。
この集塵機は静電気を帯電させた金属パネルに埃を吸着させる方式のもので、1年程度の間隔で清掃して戴ければ、再利用可能です。フィルター方式による目詰まりがありません。
粉塵空気質にもF・フォースター制度を!
健康サプリを様々に利用されている方々にご提案です。外気は驚く程、汚れているし、室内のハウスダストは場合によっては更に汚れていることがあるということです。健康サプリと言えば言い過ぎかもしれませんが、清浄空気に投資されれば健康にプラスは間違いないと言えましょう。
「室内の空気質」の中で化学物質と同様にこの粉塵物質濃度にもこれからは、注意を払わなければ健康的な生活はできない事実が、これから証明されてくることでしょう。既に研究成果は多く発表されているのです。
現在の建築基準法はアバウトすぎます、換気ルールが、ゆるゆる、なのです。一部屋毎の、更には部屋の中でも隅々まで、できるだけ確実に換気ができるか?など、問題にしていません。
二酸化炭素濃度を測るとわかる
換気がどれ程、確実に行われているかを想定する方法として、空気中に含まれる二酸化炭素濃度を測定することで、室内の空気がどれだけ清浄な状態にあるか、換気は充分か、ということを想定できそうだということです。
アイ・ホームの実測値
このグラフはアイ・ホームのマッハシステム/全館空調システムにおける二酸化炭素濃度の変化である。昨年のクリスマスの日、10人程が我が家に集合した時の数値です。
そうでない、一般的な家だとCO2濃度は3000ppmを越えてしまします、保健所では人の多い室内の空気中のCO2濃度を1000ppm以下にする指導をしています。どうです、一日中、1000ppm以下でした。
一般的な外気のCO2濃度は400ppmなのですが2.5倍程度の汚れまで許容した数値とも言えましょう。
わかりやすい話として、一般的な家で夜、お休みになると、朝方、室内のCO2濃度は3000~2000ppmになってしまうということです。
簡単に空気は汚されてしまうことを示しています。
「健康に良い住まい」とは空気質の良い住まいが常識となり、このことを考慮して家づくりを考えられてはいかがでしょうか。