忘れられない思い出ですが、開業したての頃でした。中古住宅の売買を依頼され、売り出したところ、一人の女性が購入希望で来社されました。
思いの外、自己資金が潤沢で、借入は100万円だけで良いとの事でした。「お手元に自由になる資金も少し残され、もしもの時には手元資金が役に立つものですよ」とアドバイスさせて戴きました。
そうして、「いざと言う時には生命保険で完済できますので借りておかれては」とも申し添えたことでした。
さて、それから3年程経ってその女性がお亡くなりになったのです。お身内は御息子がお一人でしたので、気になっていました。程なくして、息子さんが来社され、結婚するので改築したいとのこと。「あ~良かった」と、年を取ると色々思い出すことも多くなります。
収入保障保険を活用
収入保障保険は、住宅ローンを返済する人が保険の対象となり、もし亡くなった場合、毎月指定した金額を、指定した期間受け取れるという保険です。
30歳の人が借入期間の途中で亡くなったら、遺族が毎月10万円、住宅ローン返済期間満了までの65歳まで受け取れるように設定できる保険です。
負担は、借入額2,800万円、金利1.73%35年返済の団体信用生命保険料は35年間で約175万円。
これに対して、収入保障保険料は同一条件35年間で144万円となります。30万円も安く保障が!
3大疾病保障等を考えると、でも団体信用保険の方が有利ではありますが、収入保障保険というものがあるということも知っておいても悪くありませんね。