一瞬にして家を失うことで、住宅ローンだけが残る。有り得ない地震災害の現実である。
再度家を建てれば2重ローンとなる。現実には、ローンを借りれるだけの余裕が無ければ再度家を建てることは不可能である。
対策はいくつかあるが、建物の安全性を高める耐震構造が第一に検討されなければならない。
次いで地震保険となる。この保険は対象となる建物の1/2までの補償額が対象となり、全額の補償は受けられない。
掛け金は、生命保険と同様で、健康体の方は掛け金が低くなるように、建物の耐震能力で掛け金に差が設けられている。
目安となるのは住宅性能評価と建設評価(国が定めた基準で安全性を等級付けすることで、一般の方にも理解しやすくした住宅性能評価と、計画通り建設されたかどうかチェックされ、実行性に問題がないことを証する建設評価)がポイントとなる。
保険金の差は歴然としており、耐震等級3(最高等級)の家の掛金は50%割引となる。
アイ・ホームでは、耐震等級3を取得して、性能評価、建設評価を標準採用しております。
今回のような甚大な被害が出ると、こうした家造りの基本が改めて問われることになります。
家造りを坪単価や、建築コストだけで判断しては2重ローンの恐れを含んだ危険な家造りとなってしまいます。