あると良かった、こんなものⅡ
ユルキャラと見紛(みまが)う、温かアイテム。エスキモーの衣装かと言えば、そうかも知れない。 曰く、歩ける寝袋。写真も近々公開したい。寒さ対策の決定版だ。
この歩ける寝袋を身につけておれば、暖房なしで、各部屋を温かく闊歩でき、疲れれば、その場に横になり、一眠りできるというもの。まるで、我が家の愛犬君のように、毛皮着用のような気ままな温か生活が可能となる。いや、それ以上の代物(しろもの)だ。
なんとなれば、愛犬君たるミニチュア・ダックス君は、早朝の散歩でアスファルトが冷たいと、行きたがらない。「冷たいのはいや」なのだ。室内犬は、柔らかな肉球がデリケートに出来ている。
歩ける寝袋の弱点
無敵の観のある「歩ける寝袋」ではあるが、御不浄の利用時、下半身を露(あら)わにするが、その時ばかりは寒さの中に身を置くこととなる。ヒートショックが心配だ。
次いで、長期間利用すると、汗や人間の油分で汚染されるため、洗濯、日干し等のお手入れが必要であり、毎日の利用に備えて、替えに1枚ほどのゆとりある準備が必要となってきます。
ちなみに、一着で約1万円、二着で2万円。家族の数までそろえると、3人家族で大枚6万円にもなります。
エアコン不用の生活と、お互いのユルキャラ衣装を笑い合える楽しみもありますが。
全館空調システムと歩ける寝袋
全館空調システム(マッハシステム)における、「歩ける寝袋」の用途は、今のところ非常時の備えである。
極寒の冬、自然災害や原発事故等で発生した長期停電時には、強力なバックアップ機能として、心強い寒さ対策になるはず。
そうして、そのユーモラスな着用時の姿は困難な時に当って、心和む一時を我々に与えてくれることでしょう。
更に、経済効果について整理すると、以下のような比較が可能となります。
マッハシステム工法の実測値のある佐土原町の介護支援モデルハウスは建物の規模が65坪ですが、11、12、1、2、3の5ヶ月間で必要となった全館空調、24時間を実施して、エアコンの電気代は7,500円~8,000円でしたので、歩ける寝袋より経済的だと思われます。