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アッパレ宮崎の続編

アッパレ宮崎では、時間が短すぎて、十分な説明が出来ませんでしたので少しご案内致します。

 エアコンの負荷を減らす工夫

エネルギー消費を削減する為のポイントはいくつか考えられます。

①   家の断熱性能をアップする。

②   家の気密性を高める。

③   窓からの日射の影響を防ぐ又は取り入れる。

④   熱変換効率の良いエアコンを用いる。

⑤  第一種熱交換換気扇を用いる。

大まかに①~⑤の方法が考えられます。
 地中熱利用が話題に取り上げられていましたが、これは⑤の熱交換換気扇を用いることで、より確実な空気の温度制御が可能となります。
 例えば冬場外気温0℃で室温20℃の場合、熱交換器によって外気は18℃(計算上90%)で室内に取り込むことが可能です。但し建物の熱は、窓や床・壁・天井及び換気によって、常に失われていますので熱交換器を通して取り入れた外気だけでは、室内を快適温度に守ことは不可能です。そこで失われた熱を補う程度の暖房も少し必要となるのです。
 例え、地中熱利用の為、地中に空気チューブを通しても冬場に0℃が20℃まで温まる事はありません。
 尚、夏場、外気を取り込み地中熱で冷却するとチューブ内に結露が発生します。そのまま冷やされた空気を室内に取り込んだら、湿度の上昇を招き、カビの発生が心配です。
 現実に地中熱利用に取り組まれた工務店さんの最大の悩みと言えるようです。

 マッハシステムは次世代の工法

 これまで、冬暖かく、夏涼しく暮らしたいという願いは、定温動物である人類の常なる願いでもありました。
 日本人の竪穴式住居では、半地下式の住居で、地表面から50~100センチメートル程度掘り下げた床の上に屋根掛けをした建物でしたが、ある意味地中熱を利用した建物とも言えましょう。
 但し、この時、屋根は通気性のある茅葺きや萱葺きでしたので、湿度は外に排出されていたようです。
 マッハシステムでは住宅という建物全体を熱を蓄熱する蓄熱体として利用することで、夏は蓄冷。冬は蓄暖に活用します。
 ですから、急激な外気の温度変化に対応して、おだやかな室内の温度変化をもたらしているのです。
 なにしろ、40坪程度の2階建て住宅の質量は40tと言われます。40tが理想の温度内に温められ、冷やされておれば、室内の空気は、夏は涼しく、冬は温かくなって快適な住空間も創出できることになります。
 この時、換気による熱ロスを防ぐ工夫が第一種熱交換気による90%の熱回収能力が室内の温熱間環の省エネに大きく貢献することになるのです。

90%~80%の熱回収

 地中熱利用の為の大規模な鋼管工事など必要ではなく、第一種熱交換器の設置で、より高効率な熱コントロールが可能であるということです。
 アッパレ宮崎の中で、この説明があると番組が成立しない恐れもあったということで、この部分はカットとなったのではないでしょうか。

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