日髙先生の夢は、人と人とが支え合って生きてゆくコミュニティの創造です。一人で何かを試すことも大切ですが、皆で何かを実現してゆく「合力」によって、一人では気付かない大切なものが見えてくるということです。
例えば子供食堂への支援は、一人一人が余剰な食材やお金を持ち寄って、運営されることが一般的です。
これに対して日髙先生は、休耕田を活用し、心ある人々と種を蒔き、苗を植えて、米を収穫する活動をされました。もちろん収穫されたお米は、子供食堂へ提供されます。
また、田んぼの一角には「やすらぎの田園」という憩いの場が設けられています。
先生の活動に参加されている方は、もちろんのこと、そうでない方でも、自由に休憩できる場所となっています。
正に田園の中のオアシスのように、そこにはベンチとテーブルが用意されています。
夏場でも、暑さを遮るネットが設置され、心地良い一時を過ごせる配慮もされています。
田んぼを吹き抜ける風がとても気持ちの良い場所です。地域の高齢者や子どもたちにとっての楽しみの場所となっています。井戸水も出るため、日髙先生はこの場所で災害時にいかに自立できるのかの実験をされています。
日高先生
また、今年4月には、コミュニティセンターとして、2棟目の建物をアイ・ホームで建てられました。これは、地域の方々の防災を考えた住まいです。高台にあることから、津波や水害に備えて、災害時に何が必要かなどを、ここを拠点に周りの方々にお役立ちできることを念頭に建築されました。
平時は地域のコミュニティの活用を考えているそうです。先生は災害時にいかに地域が助けあえて、支えあえるかを考えておられています。地域が持つ潜在的な魅力を更に高めることで、観光地としての宮崎の魅力の開発につなげていかれるかを考えておられます。このように夢を語り、夢の種蒔きに毎日のように取り組まれているようです。
興味のある方は、ぜひ日髙先生の『Facebook』を見てみてください。
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