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400万円のキッチン

 デザインは人を虜にします。

キッチンの展示場に行くと、入り口から一番目につくところに素敵なキッチンが置かれています。

 「システムキッチン」という言葉が世に出た頃から、キッチンは次々に進化して今日に至っています。

多くの顧客は、一番目につく豪華キッチンにみとれ、次いで金額をみると我に返り、家づくり予算内で何が自分に許される範囲なのかを見定めることとなります。

 「安くて良いもの」それは何を持ってその良いものの裏付けとなるのか、知りたいところです。

 今や当たり前なことですが、キッチンの収納は以前は両開きか片開きの扉が付いておりその中はオープンな空間となっていました。

 引き出し式収納は、その後様々に工夫され、包丁収納や米びつ付き、レンジの近くには調味料入れまで付いて便利になりました。

 更には水道の蛇口がジャバラ式の延長できるシャワー付きとなり、シンクの掃除がしやすいものとなったり、センサー付きでレバーに触れなくとも手を近づけただけで吐水口から水が出てくるものなど、進化が著しい。

 この頃では、浄水器がセットになったものが一般的となっている。

 

 今は美しくとも、長い期間その美しさを保てるものか、「400万円のキッチン」にも問われる問題です。

東京の某ハウスメーカーで1000万円のキッチンを見ましたが、ここまで来ると、「?」マークです。鑑賞するためのキッチンかな?ということになります。

 どのようなキッチンも、時間が経てば古くなってきます。美観の面からも又、機能の陳腐化の面においても価値の劣化は免れないところです。使いやすく、程々の美観で、予算内が一番の目安といったところでしょうか。

 ガスコンロも進化して自動調理器付きや、IHクッキングヒーターはもちろんコチラも進化中です。

 安全のための空焚き防止、鍋焦がしともいう火災リスクにも今や安全設計ができています。

 

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