私の出身は山口県。昨日法事で帰省しました。いつもは車で出かけるのですが、前日、コロナの注射をした後でしたので電車で行くことにしました。
当日の天気は、雪の予報で空(そら)には雪雲が黒い墨汁を流したように流れ、やがて白い雪がパラパラと舞い始めました。
下関は寒い海峡の街でした。
兄たち夫婦の歓待に感謝しつつも、いつもマッハシステムの快適温湿度の家で、のほほんと暮らす身、体感する室内の環境の違いが驚く程、」鮮烈でした。
兄の家は鉄筋コンクリート2階建て昔のこととて断熱材はなく、冬は外気温で思い切り冷やされます。特に床材は銘木ユス(樫木)で床下の冷えをよく伝えます。シンシンと冷やされていますので靴下は欠かせません。暖房のないローカやトイレ、浴室の寒さも相当なものでした。
さて、寝室には、思いやりの寝具が用意されていました。羽毛蒲団に起毛の厚手の毛布。ずっしりと、体を包んでくれます。
空気は吸い込むと、冬の寒さが、そこで暖房用エアコンを稼働させてもらい「暑くなるようなら止めたり、調整するよう」にと言われ、床に付きました。
寒さに備えて、ボア付き上下のパジャマでしたが、夜中、蒸し暑くて、目が覚めてしまいました。
蒸し暑さは寝具の保温性によるもの。そこで上下のパジャマを脱いで再び寝ることにしました。エアコンは動き続けていたのですが、意外にもそれ程、室温は上昇しておらず、空気は冷たい感じのままでした。コンクリートの熱伝導率の高さがこの現象の原因のようでした。外気の寒さがコンクリートの壁から冷えとして伝わってきていました。
それにしても、着衣や蒲団の工夫で昔は冬を乗り切っていたことを思い出しました。工夫次第で冬も快適に過ごせることを思い出しました。
そこで、エアコンをストップし、蒲団の断熱性能に信頼を置くこととしました。更に、ボアのパジャマは脱いで、寝ることとしました。
うつらうつらしながら朝方には再び眠りに落ちました。
結論
マッハシステムの住人は冬場旅行にでることは、控えた方が良さそうです。あまりにも恵まれた、住環境が禍(わざわ)いして、環境対応力が出にくいようです。
春、秋の旅行か、空調設備のレベルが高いホテル等への宿泊をおすすめ致します。
「逆もまた真なり」ということで、アイ・ホームの冬場の宿泊体験モデルハウスにぜひお泊り戴きたいものです。着衣の工夫、蒲団もだからといって必要としない、春秋用の一枚の掛け蒲団でOKな現実を「体感」されてみてはいかがでしょうか。