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発電機の実情

 先の台風時、停電でお困りの方は多かったようで、常に電気のある暮らしに慣れていた方には、電気が使えないことがいかに大変なことかと改めて認識されたことでしょう。

 もしもの為に準備していた発電機を早速利用してみたところ、今回問題点がいくつかありましたので検討してみたいと思います。

 私たちの暮らしは電気なしでは成立しなくなっています。24時間の給電を自前の発電機で賄う事は、現実的には困難です。ガソリンや軽油を用いた発電機では、5時間~8時間で一度、給油したり、オイルを充填したりする必要が生じます。

例えば72時間(3日間)利用できる商品も開発されていますが、発電能力本来の三分の一程度まで落として利用するようになっています。

毎日、連続して利用することを前提に家庭用に開発されている発電機は今のところ見当たりません。

一方、太陽光発電は太陽が出ていれば夏ならば朝7時頃~夕方6時頃まで、約半日は給電してくれますので、安定した電源となります。

 それでも1500Wですので、あと少し1500W程度の発電と併用すれば日常の生活には支障ないことになります。

 そこで、今日増加している電気自動車、EV車、PHEV車に装備されている電源用コンセントの利用が考えられます。

 トヨタの新しく発売予定のプリウスには1500Wのコンセントが2台もついているようです。合計3000Wです。

 車は長時間連続して利用することを想定して開発されていますので、満タンにして停電に備えれば直ぐに、エンジンが始動して、発電された電気が利用できる「すぐれもの」です。しかも、安定した電流を生産してくれますので、精密な電子機器の利用も安心です。

 これから車の買い替えをご計画の方は、是非、もしもの時の為に電気利用のコンセント付きの車を購入頂きたいものです。安心して長時間発電でき、災害時の足としても利用できます。

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