今は木材需用が旺盛で木材が切り出されハゲ山が増えています。
3年もすると切株の下の根が腐って、山の地盤が弱くなり、山崩れや、洪水の遠因になります。新しく植林し、育林することで山を守る必要があります。再生可能な木材の供給が、街をつくり、街を守ることになるようです。
宮崎は林業県です。外国からの木をお金で購入して家を造って来た日本が今ピンチです。ウッドショックと言われる外材不足から「日本の木造文化」の家づくりが継続できない状況になっています。
県外の業者が宮崎の宝である木材を大量に搬出、出荷しています。地元に富を残す工夫が必要です。
地元の中小製材所が共同して製材工場を設立。植林、育林、伐採、製材所、出荷。加えて地元企業であるアイ・ホームも参加。建築までの一連の流れが完結するストーリーが計画の原点です。
県内は元より、主に県外ビルダーへ付加価値をつけて販売することを目的に、これから人口減の県内市場から、県外市場の県産木材の直販を行ってゆきたいと、生産組合は考えています。
少し時間はかかりますが、地産地消のメリットを地元にも、更には安定需用の見込める県外事業者に高付加価値の木材販路を確立したいと考えています。