食品小売業は時代と共に変化して来た。
小さなスーパーが大きなスーパーへ、更に大きな流通店舗へ。
●●●●ルの経営者はレジの製造業者で、理論は単純、
大よく小を制す。
人は品揃えが良く、より求めやすい価格に引かれて行動する。24時間売り続ければ売上はあがる。
なる程、もっともな話だ。
更に、加工食品は独自ブランドとし価格を比較されないようにしたり、圧倒的な安値で客をつかむ販売戦略として、目玉商品で購入者の購入意欲を高めケイカイ感のブレーキをハズしてしまうシカケまでしてある。
とにかく、人には、暮らしには、「物」が必要ということです。
だから、「物」を買いに人は動く。
そうして、●●●●ルには人が集まる。
かつて「買物」に行く人の楽しみは、もっと違っていたような気がする。
人は「物を買う」のだが、「何か良い物」を捜しに店に出かけていた。店には「何か良い物」を教えてくれるプロの目利きがいて、さりげなくお客のご予算と「物」とを比較し、更にはお客の「好み」を考慮しながら「何が良い物」かを導き出してくれていた。
今では、プロではない店員さんの対応で「お勘定」が仕事だ。目の前の「物」と顧客の希求するニーズは、元々「何か良い物」という価値観はあるが、具体的な物との結びつきがない。その価値観をしっかりと定める場所が、店舗ということになっていたようです。
可処分所得の少なかった昔、大切なお金を使う機会は少なかった。だからこそプロフェッショナルな店主の出番があり「良い買物」を実現し、買主も店主も参加して買物が成立したようだ。買主も店主も、その「買物」の喜びを分かち合うことが出来た。「またのお越しをお待ちしています。」という具合です。しかしながら、お勘定が仕事と言っては言い過ぎだが、専門知識を要しない店員さんと値札のついた商品とがお客様を待っている大型店舗の繁栄は、これからも続くようだ。
そこで、高齢化した消費者の為に、広い広い店内を巡回できる電動車イスにお買い物カートとしての機能を持たせてみてはどうだろうか。ドライブスルーとはいかないが、相当なインパクトで歓迎されるかも知れない。
ただ、この電動車イスのお買い物カートタイプでいつまでも店内を周遊される徘徊(ハイカイ)行動や孫とのドライブを楽しむ高齢者の取締まりに、新しい大型店舗内、電動車イス交通規則と、これに違反した場合の罰則規定が定められるようになってはやっかいだ。
人身事故、器物損壊など、場合によっては罰金は元より、懲役刑も定めておく必要がありそうだ。
また、電動お買い物車イスによる、強引なアオリ運転や追い越しなどの、危険な行為は厳に慎まれなければならない。
ただし8才未満の子供及びボケ老人は、これを含まずと言ったところでしょうか。
昔は良かったは、年寄のよくある感想ということでした。
「また来ましたよ」
「ありがとうございます」
「今日は何にしましょうか」・・・なんて、
「今日はこれがおすすめです」・・・
チラシやポップにも書いてあるけど、
「この人、あの人」が言うから・・・なんですけど。
古いかな?!