都心ではコロナ渦の中、マンションを出て埼玉、千葉へ移住する人が増えているようだ。木材の需要が旺盛で国産材は高値を付ける都心方面に流れており、地方の安かった木材は地元では川上(産地)であるにもかかわらず、入手困難な状況となっている。
何故戸建てかと云うと、在宅勤務の一般化とマンションのスペース不足が要因のようだ。更に、「家時間」が狭い空間の中で継続されることから、ストレスや家族間のコロナ感染予防の観点からも広いスペースを求める声が強くなっているようである。
今日のキャンプブームも都心生活の閉寒感からの逃避現象と言えなくもない。
これからの戸建ては、単に一戸建てである以上に、ゆとりと遊び心を感じさせる住まいでなければならない。内と外が、一体となって更により多彩な生活シーンが生み出せる、そんな暮らしが想像できる設計が望まれる。
一戸建てだから、ペットも家族の一員として場所を与えられ、ワークスペースや、青空リビングといった、豊かな暮らしを充実させてくれる設計が期待されることとなりそうである。