夏場、団扇で風を送るといかにも心地良く、風の優しい肌触りに、クーラーとの違いを感じることが出来ます。
室温のレベルで考えると、団扇は同じ温度の空気を動かすことで私達に涼しさを感じさせるものです。風速が1m増すと、体感温度が1℃下がると言われていますが、温度差の無い風なので、その分ストレスフリーです。
更に、体表に滞留する、体から出て来る水蒸気層を風が吹きはがすことで、皮膚の表面がリフレッシュされた状態になることも大きな「心地良さ」の要因と言えましょう。
巡航ミサイルのようなエアコン
今日では、様々なセンサーが開発され、部屋の中を人が移動すれば、その人を追いかけて、冷風を送るエアコンが開発され売り出されています。クーラー病製造機のようなエアコンです。
温度差1℃~2℃の風
私共アイ・ホームのヘルス・エア・ハウス(マッハシステムの家)は大風量、小温度差空調です。循環風量が大きいので小温度差でなければ成り立たない仕組みなのです。
エアコンの冷風吹き出し量は最大で450㎥/h程度です。アイ・ホームのヘルス・エア・ハウス(マッハ空調)では各部屋中に送風されるダクトからの風量は1箇所100~200㎥/hです。これが13箇所~20箇所と多いので1300㎥~4000㎥までの風が室内中を循環していることになるのです。ですから、この循環する大風量にエアコンにより製造された冷気や暖気が混合されることになり、必然的に温度差が少なくなるのです。
心地良い-1℃の冷気
夏場は、心地良い-1℃~-2℃の冷気で冷房しますので、温度差ストレスは最小です。
冬場は心地良い+1℃~+2℃の暖気で暖房しますので、同じく温度差ストレスは最小です。
心地良い気流感まで
大風量のため、吹き出し口から流れる空気を一般的には100㎥/hで運用しますので、ストレスの少ない気流感を感じる程度で利用することになります。
この心地良い気流感まで創出できるのがヘルス・エア・ハウス(マッハ空調)の特徴とも言えるでしょう。
大換気で10人~20人でもOK
念のため、1人当り20㎥/hの換気量があれば、空気のCO₂濃度は上昇しないと言われており、100㎥/hの換気は5人分となります。
尚、ヘルス・エア・ハウスは全館冷暖房なので、プライバシーを守る為のドアや仕切り以外はオープンな間取りが多く、一般的に2~4箇所のからの換気口から、冷暖房効果のある空気が供給されております。供給される換気風量は200~400㎥となり、1人当りで換算すると10人~20人までOKとなります。