<データ参照>
総務省国勢調査及び国立社会保障
人口問題研究所 将来推計人口
20歳~24歳の人口は64~64歳の人口の約1/2です。高齢化社会の見本のようですね。
総人口も2045年での予測値は人口824,806人と日本の地域別将来推計人口(平成30年3月推計)となっています。
5年には都城市の人口が125,496人、延岡市の人口が82,423人、となっており、現在の令和3年の宮崎県の総人口107,3万人から先の2市分の人口20万人程を全て差し引いた減少となっているのが2045年です。未来の都城と延岡市が無くなった感じです。
現在、マンションが乱立しているようですが、今高齢者の方が終の住処(すみか)として入居される様子が多く見られます。
この現象は利便性が良い中心部に住みたいと言われる高齢者が増えていることからもうなずけることです。
この方々、2045年にはご健在の方はまずいらっしゃらないことになります。結果、売却や相続かが問われますが、なにしろ、人口減ですので、空き家が斬増することになります。
中心部でも、マンションの立ち並ぶ地区でも過疎化がはじまろうとしているようです。
全国の建築市場が今、海外からの輸入材が不足したり、値上がりして入手困難になっています。ウッドショックが今まさに私共に襲い掛かっています。
それでも、宮崎の森が日本中に木材を供給して私共住宅産業を守ってくれています。
それでも、特に人口減の多い中山間地域に、植林、育林、製材などの産業の芽吹きを感じることがありましたので、ご紹介してみたいと存じます。
宮崎の中心部よりも早く過疎化の進行している中山間地をみると、宮崎の生き残りのヒントがありそうです。
児湯地区の製材業者の方々が共同で生産計画中です。
この方々の中には、植林、育林、伐採などを手がけられる生産者の方もおられます。
新工場の近くには新しい雇用も生まれます。この頃は世界的に建設用材の不足が顕在化しており、宮崎の山林が注目を集めています。
産業は身近な所から生まれてこようとしているようです。
新しい産業の芽吹きは、宮崎で最も過疎化の進んだ中山間地域に、林業の復興という形で見られるようになってきました。
ドイツでは山林の木材をフルに活用する産業モデルを開発しています。
木材で発電させたり、その熱でお湯を沸かし、これを施設に供給したりして、自然エネルギーを活用することで豊かな中山間地域を創出する試みです。日本でも研究されているようで、宮崎がそのモデル地域にならないかと思ったりしているところです。
アイ・ホームも実はこの製材業者の方々と一緒にこれからの地域おこしに加われたらと思っているところです。
自ら、山林を植林し、育林する、更には宮崎の木材を活用して建築用材となる断熱材入りの構造パネルを生産したり活用する試みを検討しています。
性能とコストダウンの合理的な解決もここにあると考えています。
更には、全国のマッハシステム工法ご採用企業様のお手伝いとして「JP建築設計センター」を設立したいと準備中です。宮崎で建築設計の仕事をしながら、日本中の仲間達のお手伝いをする。高品質で資産価値のある家づくりを広げてゆきたいと考えています。