今年残念だったことの一つは「元気湯」の閉店です。10月10日の閉店からしばらく経ったのですが、思い返して何より懐かしいのは、働いておられた方々の笑顔でした。
笑顔に会いに出かけ、湯につかり、笑顔で送り出されていたことで、「元気をもらって」いたのでした。
元気湯が懐かしいというより、受付の方々の笑顔や、いつも清潔にお掃除しておられた女性の方のしゃがれた話し声までもが懐かしい思い出です。
働いておられた方々は最後の日(10月10日)までこの笑顔で私達、元気湯ファンをもてなしておられたのでした。
人生の一コマを飾ってくれた元気湯通い。夜は12：00までの営業で忙しい私共には大変有難いものでした。
朝は7：00から。ちょっと贅沢なお休み気分。いつも灯りのともっていた元気湯が少しずつ解体されていく姿に、人生劇場の大切な一つのコーナーが消えていくようなそんな淋しさを覚えます。
そうして、この一年を残念な思い出で終わらないようにしたいものだと気付かされた「笑顔」は元気湯が消えた後でも、思い出すたびに心にポッと温かなものを呼び覚ましてくれる宝物になっていることにようやく気付いた年の暮れです。
来るべき年には、西都市の一画に新しい温泉が誕生する予定とか。「元気」をもらえる、笑顔に満ちた新名所が誕生することを夢見ている元気湯ファンの私です。
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