換気風量
建築基準法で決められた換気風量は、建物の室内の空気を2時間で全て入れ換えることが基本となっています。
但し、納戸や収納スペースは除かれます。
第三種換気(最も多く採用されている換気です)
一般的な第三種換気は、排気をファンで、アクティブに行い、各部屋の開口部から自然給気されることになります。
給気口の真下は寒い
冬場、第三種換気の場合、給気口から冷気が室内に流れ込みますので、給気口の真下に長時間いると、コール・ドラフトと言って冷気が滝のように落ちて来る中に居ることとなります。お客様から建築会社にTELすると、給気口を閉めて下さいと言われます。当然、閉められた近房は、換気不足で空気は汚れてしまいます。二酸化炭素濃度は3000PPM程度まで直ぐに上昇してしまいます。国は1000PPMまでが望ましいと規定していますので、これも問題です。
マッハシステムは換気量が一般の8倍~10倍
マッハシステムは給気と排気をDCファンで計画換気します。第一種換気になりますが確実な換気と熱交換機能を組み合わせて、省エネ効果もある最新の工法です。この時、外気から取り入れた新鮮空気を家全体の循環空気に混合しマッハシステムで天井裏から床下までの空気を含めて循環させています。
家族4人が、たとえ一部屋8帖に居たとしても、家という広いプールの中で、全ての空気を利用していることになるのです。二酸化炭素濃度を測定すると4人家族で40坪程度のお住まいでは、一般的に600PPM程度にしか上昇しません。
風邪のウイルス濃度は一般の家の1/5~1/10まで希釈
二酸化炭素濃度で比較すると、濃度は1/5~1/10程度まで強制循環で希釈されています。
空気の流れを交通整理
マッハシステムは空気の流れを計画的に設計時に行えますので、病人が居て、空気の汚染や臭気を循環させたくなければ、あらかじめ、別ルートの給気、排気プランを計画可能です。
臭気対策を行いたい犬猫病院でもこうした計画で快適な空気環境を実現できています。
進化型のマッハシステムはウイルス、真菌などを99%除去できます。
マッハシステムは、室内の利用空気と外気の導入による新鮮空気を空調室でミキシングしますが、ここに紫外線殺菌ランプを追加していただければ、もう、どこにも無い清潔な空気を、各部屋に送風できることになります。
この紫外線ランプは安価で、確実な効果を実現してくれます。
食肉処理場、学校給食の調理場、保育園、病院の待合室でも利用されております。
誤った空気の汚染理解
部屋毎の換気を第三種換気で行った場合、4畳半の部屋の換気量は部屋の空気量が全て入れ変わるのに2時間かかることを前提に計画されています。
4畳半の部屋の空気量は計算上18.225㎥(2.7×2.7×2.5m)です。この半分が約9㎥となります。人は一人につき、1時間当たり30㎥の換気が必要だと言われています。
もし、風邪になった人が、この部屋にいると標準の1/3しか換気出来ていないことになります。正にウイルス溜りとなりかねません。このように建築基準法はアバウトな部分もあるのです。
これに対し、マッハシステムでは4畳半の部屋に1箇所の給気口が設けられておりここから100㎥(L)150㎥(M)200㎥(H)で給気されています。実に3人分~7人分の充分な換気です。
マッハシステムによる換気は一般的な第三種換気に比べて、実に10倍の換気風量があると言われる理由は、このような見解によるのです。人は家の何処に居ても、家全体の空気を利用していることになるのです。
この上で、空気の流路上、リターンで利用する必要のない湿度の高い洗面所の空気やトイレの臭気などは排気専用ダクトで循環することなく排気されて戸外に捨てられます。
更に新鮮空気を取り入れ、家全体の空気のリターン分とエアコンで混合調温する場所に紫外線照射ランプを併用すれば仮に給食センターや病院、食肉処理場並みに清潔な除菌された空気を住宅の室内に送風できることになるのです。
※岩崎電気(紫外線照射空気清浄器)
Ⓐ空気循環タイプ
天井や壁に取付け、室内の空気をファンで循環させながら除菌します。紫外線は目や皮膚に直接照射されないので安全です。人体に全く影響がなく、常時運転して、クリーンな室内環境が維持できます。
Ⓑ室内据え置きタイプ
強力な除菌力で一般細菌を1パス処理で99.9%以上除菌できます。