完成邸の展示会を行わせて戴いたところ、工事中の騒音で考えさせられることがありました。
現場周辺は既存の住宅団地で、開発されてから早40年程経過しており、建て替え進行中。
改めて眺めて見ると、今回施工させて戴いた敷地から直ぐ近くに3棟程、この頃新築されたらしい真新しい住宅が建てられていました。
家造りは、着工後3ヶ月程は毎日工事中の騒音を発生させることになる。被害者は周囲の住人で、引越すわけにもゆかず、工事期間中ひたすら、我慢しなければならないことになる。既存の住宅街ではそれまで、静かであればある程、余計に突然の新築工事で音が問題となることとなります。
更に2棟、3棟とさみだれ式に建て替えが行われることで、正に苦行にも似た騒音被害が発生することになる訳で、我々工事業者は誠に心せねばならぬ事実となります。まさに加害者ということで、近隣に少しでもご迷惑のかからぬようにすべきです。
そのような訳で、近隣にお住まいの一人の女性が、きっぱりと正に被害者の胸中を吐露されたようで、展示会の運営に当っていたスタッフは、畏怖する(怖れ畏まる)と共に、胸を突かれる自戒の念に打ちひしがれたとのこと。
とは言え、その女性が言われた言葉に、次のような表現があったと報告がありました。
「過去3棟と比較すると、アイ・ホームの現場はそこまでウルサクはなかった。さすがだとは思った」とのこと。
私、経営者として、ふと気付いたことがあります。「トリプルサッシは遮音性が高い」ので、内部作業中の騒音は確実に減少するはずだということです。どのくらい減少するかと言えば、それは、30デシベル(交差点の騒音が静かな公園レベルまで下がるということ)です。
夏場などは、場合によってはスポット・クーラーなどを用いて、トリプルサッシの窓を閉め切って作業すれば少しでも騒音が防げるということになるようです。
これからの現場管理の在り方について、少しでもご迷惑を軽減できるよう努力して参りたいとスタッフ一同で語り合いました。