先日W様にお会いしたところ、「我が家はゆれない」どうしてだろうとのこと。余程驚かれた様子で、社内の方に「どう、ゆれた?」「すごかったです。恐くて、宮崎まで車で移動して両親と寝た」「へぇ~」「位牌が倒れた」「へぇ~」といった具合。
次のグラフをご覧下さい。
制震ダンパーの本数によっても、安全性の指導となる、減衰率が異なります。あまり少ないと効果が限定されてしまいます。
安心安全が一番
住まいの性能の中で、一番大切なことは、「命を守る」性能です。今回の熊本地震でお亡くなりになった方の実に70%が建物内での圧死です。いつ来るかわからない地震こそは、一瞬にして「圧死」を招く、恐ろしい災害です。地盤そのものが崩壊すると大変ですが、考えようでは、事前に防ぐことが可能なのが、「圧死」をゼロにする技術ではないでしょうか。
①耐震性能を高める為、建物の構造を国の定める住宅建築性能表示に則り耐震等級3を取得する。
②住宅建築性能表示通り造られたかどうか、建設評価によりチェック、確認を取る。
③制震ダンパーを採用し、地震の揺れを50%以上の減衰率に低減する。
④地盤調査に基づき、地盤改良工事が必要であれば、これを行う
⑤建物の規模、形状によって、設計工法を検討する。
①例えば重心と剛心が著しく一致しない場合。
②吹き抜きやオーバーハング、ステップフロアー、ピロティがある場合
アイ・ホームでは全棟構造計算を実施しております。耐震等級では、最高等級3を標準として、加えて制震ダンパーを装着し、50%以上揺れを減衰するよう配置致しました。
制震ダンパーについては熊本の地震前より標準化を進めておりました為、今回延岡の「森の住まいシリーズモデル」では、制震ダンパーが見えるように透明パネルで装置時の姿を確認戴けるようにしております。
計画中のお客様には、現在のお見積に追加のご予算を戴くようになりますが、できるだけご負担が上昇しないようにさせて戴きたく努力致しますのでどうかご了承くださいませ。