その時が来るまで、普通に生活できていた人達が、一度に被災者として、食料や水の配給所に並ばなければならない現実。
「家が壊れたので、行く所がない」
悲痛な声が溢れ出ていた。
アイ・ホームではこれまで耐震性と耐久性については、家造りの基本と位置付け住宅性能表示制度において、最高等級の取得を標準にして参りました。
被災(熊本)の映像と様々な報道に接する中で、群発地震対策を取り入れることが大切だと考えるに至りました。
私が中学生の頃には霧島、鹿児島方面で群発地震があり、当時宮崎でも数多く地震が体感されています。
宮崎にもきっと起こる可能性があるということです。
制震ダンパーを標準採用
今現在、こうした群発地震に対応する最適な方法とは、制震ダンパーの採用です。以下制震ダンパーを利用すると揺れを大幅に減殺できるシミュレーションです。
今日、様々な制震ダンパーが開発されていますが、家は長期間利用する目的で建設されています。その意味で耐久性が大切です。尚メンテナンスを考えると、構造上手入れしやすい内部筋交の部分に利用することで、外壁材や断熱材にダメージを与えると心配な防水、断熱欠損への影響を回避できそうです。
但し外壁全体にバランス良く多数利用すれば最も効果が高くなります。この当りは、シミュレーションデータとご予算の中でアドバイスを致して参ります。
4・5年前に造って高かったのに
次いで、せっかく財産である住まいが地震で建て直しということになると、「2重ローン」を背負うことになります。これ程の悲劇はありません。
よって、耐震性は最優先であることもゆるがせない事実です。制震ダンパーではどのくらい、予算的に設置すれば良いのか、ということが問題となります。
最低で4ヶ所(但し重心と剛心が一致するシンプルな形状の家)、一般的には出来れば8ヶ所程度でご予算は25万円程度ということになります。
命と家計の為にも決して削れない予算と言えます。
アイ・ホームでは地域企業として、より良い家造りを継続すべく、これからも努力して参ります。