マッハシステム活用術として、アイ・ホームの「太陽熱活用型モデルハウスの採熱室バルコニー」が新しいライフスタイルとして好評です。
採熱室は38℃~40℃
1月の晴天時には室温が38℃~40℃近くまで上昇します。
本来、この高温の空気は暖房用に用いるのですが、この空間に洗濯物を干すと、驚く程洗濯物が乾燥します。なぜなら、太陽熱を有効に取得できる白硝子を採用した外窓から、サンサンと太陽光が入り、高温空気の保湿力上昇と相まって、理想の物干空間を実現します。
一般的に日陰干しの5倍乾くとのこと。
1時間当り400㎥の換気が!
更に、1時間当り400㎥で室内の空気は換気されており、湿気の滞留がありません。
風の力は乾燥時間を3分の1にするとのデータがあり、その有効性はもはや常識とも言われます。
冬場、外気は低温となり、含水量が少ない空気となっています。
高温の室内に取り入れると、総対湿度は大きく低下し、低湿度、20~30%にも下がってしまいます。
洗濯物から出た湿気は程良い加湿源となり、空間に潤いを与えてくれます。
マッハシステムでは高温で加湿された洗濯物干場(採熱室)の空気を空調室に導入し、再利用します。
介護モデルハウス(佐土原)では、65坪の空間に冬場の乾燥に備えて、1日14ℓの水を加湿に用いています。結果的に45%程度の湿度が保てています。
洗濯物に含まれる水分を室内に取り込んでも量的には2ℓ前後ですので、この湿度で過剰な湿度となることはありません。
花粉・PM2.5を寄せ付けない!
更には、この採熱室に外気が直接吹き込まないことで、空気中に浮遊する微小粒状物質を洗濯物に寄せ付けない構造が最大の特徴とも言えましょう。
空調室へ取り込まれる外気は、第一種熱交換器と専用フィルターによって清浄になって、全室内を流される仕組みです。
蒲団も干せる、観葉植物も楽しめる。
洗濯物干場だけでなく、蒲団も干せます。更には、この採熱室で、観葉植物を栽培されたりと様々な楽しみ方が出来そうです。
住吉の「太陽熱利用実証モデルハウス」では夜間、この採熱室からの熱の取得をストップし、外部空間扱いとなりますが、1月の実績で、最も寒い日でも採熱室の壁表面温度が11℃以下となっておりません。最低温度10℃以上で栽培可能な植物には理想空間となります。