去る、平成26年7月25日、独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構より、モデル着工の助成金の交付決定書の授与式があり神奈川県の川崎に行って参りました。
アイ・ホームが、住吉に着工した「2020年型省エネモデル」は、暖房・冷房・給湯・換気・照明の5用途の消費エネルギーである1次消費エネルギーを限りなく削減し、これに創エネとなる太陽熱、太陽光発電を組み合わせるというもの。
お湯沸かしはタダ
現在、エコキュートが給湯の主流であるが、今回は進化した太陽熱温水器を用いる。
宮崎は晴天比率が日本一の地域で、太陽熱を利用するには最適である。
曇天、雨に備えて、タンクが3基。実に600ℓのボリュームとなる。
集熱は集熱板を屋根に設置。不凍液交換もアイ・ホームでサポートすることでコストを削減。とにかく、「お湯は天からもらい風呂」ということ。
お湯で暖房
冬でも、晴天が続き、お湯にゆとりがあれば、ファンコンベクターを用いてお湯から集熱暖房にも利用します。
マッハシステムのソーラータイプ
アイ・ホームのマッハシステムの温度コントロールは一台のエアコンで行いますが、暖房に関して太陽熱を積極利用。ダブルスキン工法を利用して太陽熱を集熱し、これを熱源としてファンコンベクターで暖房。よって晴天時のエアコン利用は、今よりも半減します。現在ご提案しているマッハシステムの使用暖房費が更に減少することで、事実上日本一の省エネ住宅を実現します。
この時、冬場の洗濯物をダブルスキン空間となる2Fのバルコニーに干すことで、室内には加湿。干物は良く乾燥するなど、生活に役立つ利用も広がります。
全国で8箇所、実測
北は北海道、南は宮崎と、気候区分の異なる全国8箇所で、実験棟が建設され、室温、室内湿度の測定が行われます。
今年の11月末頃にはネット上に同時提示する予定ですので、リアルタイムで各地モデルハウスの温度・湿度の状況がご覧戴けるようになります。