まさか、来客のもてなしに、池の水を汲んでそのままコップで勧める人はいない。
又、打ち込み井戸は、水脈さえあれば手軽に水を取り出せるが、この井戸水でさえこの頃、保健所で検査されないと安心して飲めなくなった。
井戸水は検査すると、殆んど、雑菌や、不純物で飲用に適さないのである。
新鮮な外気は池の水
PM2.5を97%除去出来るフィルターを付けて1ヶ月と10日経て、取り外した写真が以下の物です。
論より証拠である。2年間交換目安のフィルターはたったの40日で、こんなにも黒く汚れた。
空気は水ではないが、肺の奥まで24時間、昼も夜も吸い込んでいるもので、PM2.5よりさらに細かい物質はそのまま血液を通して体に取り込まれてしまう。
人は1日に水や食物は1日2~3㎏程度を摂取するが、空気は重さに換算すると、1日18kg~20kgを摂取することになる。
汚れたフィルターを見て健康に何かしら害があることを予測することは自然な事だと思われる。
水と寿命のV字転換
竹村公太郎氏による『日本史の謎は「地形」で解ける』によると、大正10年の水道水の塩素殺菌実施で乳児死亡率が激減することで、日本人の平均寿命が大きく伸びたとのこと。
水と空気が同じではないが、「新鮮な外気」など信用できない時代となって、もっと関心を持ってもらいたいのが空気の汚染である。