未だに原発を回る努力が、それこそ命懸けで行なわれている。
日本中が注目する中、次々に新しい事態が起きている。
チェルノブイリ原発の事故は記録によると、メルトダウンによる大爆発で、広島、長崎型原爆の200~400発分の被害が発生したと記されている。
住めなくなった地域は30Km圏とされている。
なんとしても、命懸けで働いて下さっている方々の努力が報われ、日本という国が救われますよう祈るばかりです。
私共建築工事業にも震災の余波が及んでいる。
合板、電線、断熱材、屋根材等の入手難から工事を中断しなければならない企業も多く出ている。復興住宅用に緊急に大量の資材を確保する為、日本政府より、各メーカー、問屋にストップがかかったとのこと。
資材によっては東北地方に生産拠点がある合板その他様々な部品が、工場の破壊によって、あるいは輸送困難により我々の所へ届かないこととなっている。
私共としても手を拱(こまぬ)くばかりではお客様にご迷惑をおかけすることになる為、八方手を尽くして支障のないように準備を進めております。
当面の資材の手当ては調(ととの)って参りましたが、長期に渡る混乱を心配しております。
一方、銅の価格が異常に上昇しており、中国やインドの旺盛な需要により、インフレの前兆が追い打ちして、更にこの度の震災により大量の需要が発生。
物は在っても安くでは出荷しないという風潮が、日本にも、日本を取り巻く韓国、中国にまで起こりつつあります。
このような時こそ、日本支援の為、優先的に良心的な物流を隣国にもお願いしたいものです。
電線が入手困難という一報で、私の兄(下関で船舶電装の会社を経営)に連絡してみたところ、韓国のメーカーから既に契約済みの2,500万円分の電線をキャンセル料を払ってもキャンセルしたいとのこと。同じものを3,100万円で出荷するとの話だった。
加えて、私共日本の住宅用にこうした電線を使用することは日本のJAS制度と国際規格との制度上の違いもあり、使用できないという事情もあるとのこと。
グローバル社会という言葉が世に知られて久しいが、日本基準も国際規格との整合性をとってゆかなければならない時機に来ているようだ。
このような大震災に遭遇して改めて気付かされた。
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平成23年3月22日
アイ・ホーム株式会社
代表取締役 田村 寛治
コメントを寄せていただいた「てっちゃん」
資材が逼迫するなかですが、頑張ってください。ガンバレ日本!!ガンバレ寛ちゃん!!大阪から応援しています。
てっちゃんへ
今、「100歳まで自分で暮らせる家」を作っています。今年(2012年)の11月末には完成します。「死ぬ恐怖」と同じくらい「100歳まで生き残る恐怖」もあるよね。他人の世話にならず、元気で暮らせる家を計画しています。宮崎に来ることがあれば、連絡してください。 寛治